農大11日目 2023-10-25
トラクター耕耘 枕耕
枕耕とは
隣接耕の際にロータリーの上げ下げによってできた土の盛り上がり(枕)を消しながら、隣接耕で耕した部分とあぜまでの隙間を回転耕によって耕耘する工程のこと
トラクターは最終的に圃場を出るので、タイヤ痕を残さないようにする
前進するときはポンパをおろしてタイヤ痕を消す。後退するときはポンパを上げる
基本的に隣接校の周りを3周するが、各周回でターンの方法が異なる
枕打ちのときは隣接耕のときのように真っ直ぐ進むのではなく、端まで打つために圃場のあぜに合わせてカーブする。
トラクター操作の注意点
車体の方向は後ろよりも前を見るほうが合わせやすい
微調整するときはハンドルを大きく切らない。倍速ターンが入って合わせられない。
ポンパを下ろすときは必ずクラッチを離し、回しておく
前進するときはポンパをおろして、3秒待ち、走り始めは主変速1,2で低速で進み徐々に速度を出していく。(山ができずらくなる)
ハンドル操作は停止しているときにしたほうが、きれいに調整できる
耕耘時は丁寧にゆっくり進んで良いが、ポンパを上げているときは極力早く操作したほうが効率的に作業できる
1周目のターン
あぜ際に前輪をつけて停止
前輪1個分後退する
次のバックでちょうどよい位置に車体を持ってくるために調整している90度にハンドルを切り、後退して方向転換
倍速ターンが入るようにハンドルを目一杯切る車体を目標に合ったら停止する
前方を見て合わせるハンドルを戻して前進する
2周目のターン
あぜ際に前輪をつけて停止
90度にハンドルを切り、後退して方向転換
車体が次の進行方向の30度手前になったら停止
ハンドルをまっすぐに戻し、まっすぐ前進する
ロータリーが1周目の耕耘のラインを過ぎたら停止
後退して次の耕耘の位置に車体を持ってくる
前進する
3週目のターン
あぜ際に前輪をつけて停止
前輪1個分後退する
90度ハンドルを切り、前進しながらトラクターがあぜ際に寄るようにハンドルを戻していく
ロータリーがあぜに沿ったら停止
後退する。1のときにできた枕の上に後輪を乗せるようにして後退する。
ロータリーとトラクター本体の間から覗くロータリーが3周目の耕耘で消える位置に来たら停止
前進して緩やかにハンドルを切り、あぜ際に寄せる
急ハンドルを行うと内側が削れるロータリーがあぜに沿ったら停止
後退して次の耕耘の位置に車体を持ってくる
タイヤ1.5個分、チェーンケースのある側は2個分あける前進する
あぜからの距離を保つ
圃場から出る
圃場の出口に向けて前進する
後輪があぜに乗ったらPTOを切る
ロータリーがあぜ際にきたらポンパを上げる
そのまま出る