農大7日目 2023-10-19
農業機械の整備の重要性
高額な修理代
修理代は業者に依頼すると高くつく。日々のメンテナンスを行い修理費を抑えることが農業経営の一つのポイント
ex) コンバイン4台の農家→年間200万円の修理費
10町の米農家→年間100万円の修理費
丁寧に使えば、中古の機械が確実に売れるので新車購入の足しになる。
修理費は忙しい時期ほど高くなり、工賃は都道府県ごとに決まっている
基本工賃 1時間あたり6,000円
オプション料金
出張費 3,000円
引取修理 6,000円
夜間 30%アップ
深夜 50%アップ
トラクターの整備方法
ロータリー
刃に草などが絡まりやすい
→チェーンが切れる、軸受が壊れる、燃費が悪くなるなどの原因になる
鎌などを使って除去する。軸受けの隙間は針金を曲げたりして自作した工具を使うと取りやすい。
軸受け・チェーンケース
軸受けのグリスの凝固、チェーケース内のオイル切れなどに注意し、なくならないように補充する
ロータリーの爪
爪は必ず緩む。ハンマーなどで叩いて音を確認し低く鈍い音が出れば、ボルトが緩んでいるので、しっかりと閉める。また爪がすり減っていれば交換する。端の爪は摩耗しやすいので、中央の爪と定期的に交換すると長く使える。
エンジンの点検項目
エンジンオイル
量・ザラつき・粘り気を確認し、必要に応じて交換する
ファンベルト
エンジンの動力を伝えるベルト。ラジエータを冷やすファンを動かしたり、発電機を動かしたりする。
たわみ、ひび割れがないかをチェック
ラジエーター
エンジンの温度を下げる装置。フィンにゴミが溜まりやすいので取り除く。フィンは簡単に曲がってしまうので、針金等で優しくゴミを取る。
クリーナー(エンジンの吸気)
エンジンに送る空気をきれいにするフィルター。エンジンルームを開けたら必ず掃除する。コンプレッサー付きのエアガンで汚れを吹き飛ばす。
バッテリー
バッテリー液の量のチェック→減っている場合は蒸留水を入れる。
使わないときは-端子を抜いておくと無駄な放電がなくなるので、バッテリーが長持ちする。また、年に1,2回充電を行うとさらに長持ちする。
タイヤ
タイヤの空気圧は高くても低くてもダメ。高すぎるとタイヤの中央付近の山がすぐに無くなる。適正値に調整する。
アワーメーター
トラクターは車のような距離を測るメーターではなく、エンジンを何時間動かしたかをはかるアワーメーターがついてる。この数値に従って、各種オイル、グリス、部品の交換を行う。
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