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【ヒマラヤ山脈を歩く】トリビア「ここから先は…」

先日、アンナプルナベースキャンプ(通称:ABC)を目指して6日間かけてトレッキングをしてきました。
山のルールがいくつか「へぇ~」と驚いたトリビアがあったのでnote。

へぇのボタンはないので、代わりに
イイネ!のハート♥を頂けると嬉しいです。



ここから先は、ポーターファースト!


スタート地点の細い未舗装道路で立ち止まったガイドのシューレイスから
ルール説明があった。

「ここから先は、車もバイクも通れません。だからポーターファーストです。」

うん、まさに異世界への玄関口。すれ違う事さえ怖い橋なので、車やバイクは通れないことは見てわかる。

それでね、彼が言うには、

もしも自分が橋を渡っている時に、物資を運ぶ馬やロバ、ポーターさん(物資を運ぶ人)が渡ってきたら、人様(ゲスト)は引き返さないといけない

by  ガイド


出発時、駐車場では、車から馬に荷物を乗せ換えている最中だった。
ポーターさん(荷物を運ぶ人)たちも、荷づくりをしていたので、
我々は今のうちにと、急いで橋を渡りきった。

「とにかく物資を運ぶ人、動物(馬やロバなど)が第一優先。彼らがやってきたら、速やかに道を譲る事。」
その次はローカルの人、我々ゲストは最後。


物資を運んでくれるポーターさんの姿には、本当に尊敬しかない。


どうやったらこんなことが出来ちゃうの?と思うような
でっかい荷物をひょいっと担ぎ、山の中をかけ抜けていく。でっかい岩の上も早足でひょいっとまたいでいく。自分の足を数センチ持ち上げだけでも難しいのに…。

山の天候は変わりやすいだけに、時間との勝負なんだろうね、すんごいスピードだから、機会があったら見てみてほしい。

なのに、最終日にやらかした。
その日は大雨。
つり橋を渡るときに、視界が悪くて、向こう側から馬の大群が待機していたのが見えなかった。

橋の真ん中あたりまで来たときにで、シューレースが気づいた。

「あ、ヤバ…。馬が。。引き返します!」

えー!と驚くものの、山のルール。
仕方なく途中まで渡ってきた橋を戻り、馬へ道を譲ったのでした。

もちろん叱られましたが、
ネパール語がわからないので、馬の耳に念仏状態。
ごめんなさい。



ここから先は、ノー・ミート!


標高2145M地点、バンブーというところの入口には看板があり、英語で山のルールが書かれていた。

「 ノー、ミート…」

ガイドのシューレイスが説明してくれた話によると、バンブーから先は肉が持ち込み禁止。

ここから先は食事のメニューに制限がかかってくるらしい。

一部のお店はこっそりと内緒で提供していることもあるらしいが、基本は肉なし。

確かに、そのあたりからは荷物を運んでいるのは人。大きな竹のカゴや、段ボールなどにぎっしりと荷物を詰めて、ポーターさんが運んでいく。
重そうなガスボンベも人が運んでいた。

一見メッセージを読んでいるようにみえるが、結局翻訳頼り
つまり、ぼーっと眺めているだけ


ポーターさんが追い抜いていくときに、背中のカゴの隙間から
食料品が見える。

「私たちのごはん運んでくれてるねー」
「ありがたやー」
「だからねー」

ポーターさんのお仕事、尊敬します。


他にも、ルールは会ったのですが、また書いていきますね。


では次の話題へ

ラ!




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