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【ルーマニア】簡単で楽しく街をキレイにするシステム


ルーマニアに1ヶ月間住んでみて、
いいなぁと思ったのが街のリサイクルシステム。

子供の頃をちょっぴり思い出した。




リサイクルステーション


ブカレストのスーパーに行くと、敷地内に「リサイクルステーション」がある。
駐車場があるスーパーではよく見かけた。


使用済のPETやビン・カンの回収してくれる所で、いつも誰かしら人がいる。


賑わってんなぁ…。


現地の人に見習って、我々もリサイクルしよう、レッツ・リサイクル♪

空容器を持ってリサイクルステーションに行ってみた。

あえて1番暑い時間帯に行ってみたら、人が誰もいない。待ち時間ゼロで作戦成功。

前を通りかかったスタッフに声をかけて、操作方法を丁寧に教えてもらった。

もうね、簡単で感動するよ。


やってみよう


1.メニューを英語表記に切り替えて「Start」を押す(2回目以降は英語にしなくてもわかると思う)
2.返却口から容器をいれる。続けて入れてオッケー。
3.最後にパネルの「プリント」を押す
4.パネル横からクーポンが出てくるので受け取る。

以上!

注意点
回収容器は「真ん中にコインの絵があるリサイクルマーク」の容器です。

こういうマーク⇩

1リットルビールのリサイクルマーク


パネル横で発行されるレシートはスーパーの割引クーポンになる。

たぶん、アプリもあると思う。

アプリでレシート不要にも出来るはず、多分…。

3本返却したときのクーポン


容器代が、クーポンになって出てくるシステム。
これで表示額の分、お買い物時に金額から差し引いてくれる。

1つあたり0.5レク(約15円)なので、結構いい金額になった。

容器代はサイズに関係なくどれでもその値段で、2.5Lでも500mlでも、缶でも瓶でも同価格。

そして、考えてみたら当たり前なのですが、逆に商品を買う時には、容器代が上乗せされている。

容器+商品という、考え方。

 ♻️

私が子供の頃


1980年前半の日本にも
ちょっと似たようなシステムがあった。

飲み終わったコーラやビールの瓶を水洗いして、お店に持っていくと店のおばちゃんが容器代をくれた。

おばちゃんは、泥だらけや割れた瓶は受け取ってくれない。だから、瓶を見つけたら、割れない様に家に持って帰り、水で洗ってからお店に持っていった。

そのへんに転がっているがっている空き瓶がお金にみえた。大きさによって値段が違うので、大きなモノを見つけた時は大喜び。
子どもの頃のお小遣い稼ぎにはとてもありがたいシステムだった。

でも、時代がかわり、世の中にPETボトルが出回るようになってからは、そのシステムが終わりになってしまった。空いたPET容器を持っていってもお金は戻って来なかった。


時は流れて現在

ルーマニアでは、PET容器でも瓶でも、缶でももクーポンになる。

街に容器ゴミなんて落ちていないし、あったとしてもリサイクル出来るものはすぐに拾われる。

EU圏内は生活雑貨コーナーを見ていても、売られている容器モノはガラス製品がほとんどで、プラ容器は少ない。
「わざわざ重くて割れるようなガラス製品を買うの?」と思うけれど、
エコ意識が高いからなんだな〜と気付かされる。

回収費用が…とか、運営が…とか、
色々あるとは思うけれど日本でも地域で取り組めたらいいのにね、きれいになるよねー。

ゴミを出さない、容器は再利用、それが抵抗なく出来る仕組みっていいなーって思った。

ルーマニアに行ったら、地元の人と同じ様にリサイクルステーションを試してみて。

簡単でエコで楽しいよ。

記事を読んでいただきありがとうございました。旅にまつわる話を中心にnoteしていきます。応援励みになります。