現在大人気のマニ・ロングが、サウィーティーとの新曲について明かす Muni Long & Saweetie - Baby Boo (2022)
以前の記事でも紹介したMuni Long(マニ・ロング)が、Saweetie(サウィーティー)と共に夏にピッタリなシングル「Baby Boo」(2022)をドロップ。
この曲は、90年代に大流行したあのヒットソングをサンプリングしています。彼女の知られざる過去と新曲について解説します。
レーベル : Supergiant Records, LLC, Def Jam Recordings
リリース日 : 2022年6月10日
名前 : Muni Long & Saweetie
本名 : Muni Long / Priscilla Renea Hamilton
Saweetie / Diamonté Quiava Valentin Harper
年齢 : Muni Long 33歳 Saweetie 28歳
出身地 : Muni Long フロリダ州ベロビーチ
Saweetie カリフォルニア州サンタクララ
Muni Long & Saweetie - Baby Boo (2022)
ブレークまでの軌跡を明かす
Rihanna(リアーナ)やPitbull(ピットブル)、Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー)など多くのアーティストのソングライターとして活躍してきた彼女ですが、マイクを握る理由について次のように明かしています。
マニ・ロングは、もともとシンガーになるのが夢でしたが、レーベルからソングライターとしての道を歩むようにと背中を押されたようです。
しかし、これをきっかけに自身のレーベルを立ち上げ、再びステージに立つことに意味を見出したようです。
また、彼女のステージネームであるMuni Longは、フィリピン語で『Muni』を意味する言葉から取ったものであることを明かしています。
2 Chainz - I'm Different (2012)
2022年に入ってから精力的に楽曲をリリース
その後、前述のシングル「Hrs & Hrs」(2021)で注目を浴びた彼女は、Kaliのミックステープ「Toxic Chocolate」(2022)から「Chainzzz」へゲスト参加しています。
補足ですが、Kaliは先日ヒップホップメディア誌XXLによる「Freshman Class 2022」に選出された若手フィメールラッパーで、今後の活躍に期待されている1人です。
Kali feat. Muni Long - Chainzzz (2022)
これを皮切りに、1月にシングル「Another」(2022)をリリースし、5月にはシングル「Pain」(2022)をリリース。
YouTubeで400万回再生を記録した「Another」ですが同曲については次のように明かしています。
サウィーティーとの新曲について明かす
「Pain」のリリースから1ヶ月後に「Baby Boo」をリリースした彼女は、この曲について「ボーカルは全て自分で録音した」と明かしています。
また、人気ラッパーサウィーティーとのコラボについて「彼女の音域に感動した」と話しています。
90年代にヒットしたアノ名曲をサンプリング
「Baby Boo」について「とてもノスタルジックな気持ちになったわ」と明かすマニ・ロングですが、それもそのはず、この曲はジョージア州アトランタ出身のラップグループGhost Town DJ's(ゴースト・タウンDJ's)の「My Boo」(1996)をサンプリングしています。
Ghost Town DJs - My Boo (1996)
この曲は、R&Bエアプレイチャートで71位でデビューし、その後12インチシングルでリリースされ、R&B/Hip Hopチャートで18位を記録。
このシングルのチャートポイントの85%近くはラジオのエアプレイによるもので、レコードシングルのみのリリースであったため、チャート上でのセールスは伸び悩んだようです。
また、この曲のリリースから約20年後「Running Man Challenge」と題したミームがSNSで流行り、これにより再び人気に火がついて、アメリカ国内で300万ストリーミングされて2016年のR&Bチャートでは14位を記録しています。
おわりに
老若男女に親しみのある名曲をサンプリングした本作は、彼女のソウルフルな歌声とサウィーティーのメロディアスなラップが加わり現代盤の「My Boo」へと昇華しました。
そんな絶好調に見える彼女ですが、音楽業界での苦労があるようで、次のように明かしています。
このように、ソングライターとして成功し、多くの優れたプロデューサーと仕事をするようになったものの、シンガーとしての実績がなかったため、一から謙虚にキャリアを築いていかなければならなかったと話しています。
ライターとしての経験を経て、より強く、より謙虚になり、自分の歌にこだわりを持つ2022年の彼女にも注目です!
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