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全世界が注目するナイジェリアの新星! Pheelz feat. BNXN - Finesse (2022)
前回の記事で紹介したナイジェリア出身のPheelz(フィールズ)が、同じくナイジェリア出身のゲスト、BNXNとシングル「Finesse」(2022)をドロップ。
ここでは、世界中でバイラルヒットとなっているこの曲について解説します。
レーベル : Warner Records
リリース日 : 2022年3月3日
名前 : Pheelz feat. BNXN
本名 : Pheelz / Phillip Kayode Moses
BNXN / Daniel Benson
年齢 : Pheelz / 28歳
BNXN / 25歳
出身地 : Pheelz / ナイジェリア、ラゴス
BNXN / ナイジェリア、ラゴス
Pheelz feat. BNXN - Finesse (2022)
リリースまでの経緯について明かす
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プロデューサーとしてのスキルをナイジェリア国内に知らしめたフィールズは、2021年、自身初のEPを発表して再びアーティストとして表舞台に立ち、2022年にはWarner Music Group傘下のWarner UKと契約を結びます。
「正直言って、信じられなかったよ」とフィールズはこの契約に驚き、理解するのにしばらくかかったようです。
ワーナーと契約した日......正直言って、信じられなかったよ。
20分くらいかけて、すべてを受け入れて、この瞬間がどういうものかを理解したよ。
その瞬間に至るまでのタイムスタンプと絵を頭の中に作ったよ。
そこには、俺のマネージャーもいたんだ。
信じられないようなことだった。
自分の音楽があのように注目され、あのような扉が開かれるとは、とても幸せなことだね。
正直なところ、すべてを処理できていなくて、今でもよくわかっていないんだ。
ただ、仕事とショーが立て続けにあっただけ。
正直なところ、とてもありがたく、とても恵まれていると感じているよ。
Finesseの誕生
ヒット作Finesseは、フィールズが新人プロデューサーMiichkelを育てている最中に偶然生まれたようです。
「Finesse」は、俺とMiichkelの2人でやったんだ。
Miichkelは俺が契約したばかりで、今は俺が指導しているプロデューサーなんだ。
俺はAbleton Liveを使って楽曲を制作しているので、スタジオで彼にAbleton Liveを使わせようとしていたんだ。彼は「Finesse」のギターループをいじり始めたので、「おお、これはいい音だ」と思った。僕は彼をスタジオに残し、彼はビートを作り続けた。戻ってきたら、彼はもうビートが出来上がっていて、これはイケる」と思った。それで、彼と一緒に座って、頭の中でメロディーを弾き始めたら、メロディーが浮かんできて(ハミングし始めた)、それをメロディーとしてドロップしたんだ。それから歌詞をつけ始めて、そう、それが始まりだったんだ。
俺たちはただひたすらやっていたね!
この曲を録音して、2月の夜にビデオを投稿したら、翌日には爆売れしていたよ。
その3日後、BNXNからDMで「Bro, これは何?」ってね。
これはTiktokの曲なのか、それともレコードなのか?
俺は「Bro, これは俺のレコードだ。数日前にレコーディングしたんだ。バース入れたい?」って言ったら「うん」って言ってくれて、リンクしてレコーディングしたんだ!
またゲスト参加したBNXNは、この曲を聴いて彼にDMを送り、コラボが実現したようです。
またTikTokでは「#FolakeChallenge」と題したチャレンジ動画がヨーロッパ、アメリカで話題となり、このハッシュタグが付けられた動画は5000万再生を記録するバイラルヒットとなりました。
TikTokでバズったことについてフィールズは、iPhoneだけで動画が作れるようになり、クリエイターやアーティストが作品を発表しやすくなったこと語っています。
俺はいつも、自分自身をありのままに表現することを信条としてきたんだ。
そうやっていつも動いてきたと思う。
俺は今、古いやり方と新しいやり方のちょうどいいところにいると思うんだ。
なぜなら、俺も少し音楽を作ってきて、ここで音楽がどのようにマーケティングされているかを見てきたからね。
でも今は、クリエイターやアーティストの力がより強くなっていて、とても美しいと思うよ。
「Finesse」のビデオを作ったとき、俺は自分のスタジオでiPhoneだけで作り、TikTokに投稿したんだ。
それが今、私たちがクリエイターとして持っているパワーであり、驚きであり、美しさだね。
課題はあるけど、体験するのは本当に美しいことだと思うよ。
世界各国のチャートを席巻!
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こうしてTikTokで注目を集める中でリリースされたこの曲は、ナイジェリアチャートとUKアフロビーツチャートで1位を獲得。
また、3月には世界で最もShazamされた曲となり、Spotifyでは5000万再生を記録するなど、今、世界中から注目されています。
世界進出を果たしたフィールズですが「それが当たり前だとは思っていないよ」と、喜びを噛みしめながらオーディエンスに感謝していることを話しています。
本当にクレイジーだよ。
とても恵まれていると思うし、すべての愛に謙虚になるよ。
それが当たり前だとは思っていない。
俺が素晴らしい音楽を作ることができ、俺の音楽に共感してくれる人たちがたくさんいるということを示しているんだ。
本当にドープだよ。
俺の作品の多くは、他のアーティストのブランドや光の陰に隠れていた。
でも、自分自身の光を放ち、俺が誰であり、何ができるかについて、皆に見てもらうことは、本当に素晴らしいことだよ。
おわりに
「Finesse」はApple Musicで36カ国でチャートインし、HOT97のプレイリストの上位に入るなど、その勢いは止まることを知りません。
フィールズは、今後の活動について次のように語っています。
次はもっと音楽を作ること!
バンガーをもっとたくさん、そしてプロダクションももっとね。
今年はとてもヘビーなものをリリースする予定なんだ。
EPを出すかもしれない。
もっとたくさんの曲と、もっとたくさんのアートをね。
テクニック系にも手を出すつもりだし、アイデアもたくさんある。
ただ、恐れずに作りたいんだ。
みんなが思ってもみなかったような分野に進出していくつもりだよ!
今後多くの作品のリリースを示唆した彼ですが、果たしてナイジェリア旋風の一翼を担う存在となれるのか。今後の彼の活動から目が離せません!
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