音楽メディアが選ぶ今週の新曲9選 DYGL, José James 他
DIGLE MAGAZINE編集部とセレクターのリコメンド楽曲を集めたプレイリスト『DIGLE SOUND』。プレイリストでは、新進気鋭のアーティストから言わずと知れたトップアーティストまで、国内外のさまざまな最新曲を厳選してお届けします。毎週月曜日に国内アーティスト、第二週&第四週の金曜日に国外アーティストの楽曲を更新中。その中から一部のオススメ曲をコメント付きで紹介します。
プレイリスト『Best New Music: DIGLE SOUND』
国内アーティスト楽曲
DYGL「Under My Skin」
12月にリリース予定のニュー・アルバム『Thirst』より先行配信。本作はロック以外にも様々な音楽を聴くメンバーの趣向が落とし込まれているそうで、ドリーミーで遊び心のあるポップとダークなインディのトーンが絶妙なバランス感覚で合わさった、DYGLの新境地を感じさせる仕上がりになっている。(Mao:エディター)
GeeZGeesPank「鳴り止まない」
J-POPソングライトトリオのGeeZGeesPankがリリースした1st Single。グルービーなベースラインと浮遊感漂うシンセサウンド、そして何処となく切ない歌声が絶妙にマッチした一曲となっています。(Asahi:ディレクター)
LIGHTERS「rainy」
ローファイなインディ・ポップを奏でる二人組LIGHTERSから、ベースのEmiが脱退する。脱退前最後のリリースとなった「rainy」は爪弾くようなアルペジオとしっとりと畝るベースが絡み合う、二人の親密さを思わせる楽曲。(TUDA:エディター)
ANORAK!「新宿」
待望の1st ALをリリース!配信直後からApple MusicトップAL(オルタナティブ)上位に食い込み既に風格を見せる名作。全曲東京の主要駅で置き換えられた曲名は遊びから始まったというが、これらの曲が今の東京の生活の中から生まれ、聴かれているということの必然性も感じてしまうような象徴的なものに。(石丸:エディター)
国外アーティスト楽曲
José James「Bag Lady」
バドゥの代表的な2ndアルバム『Mama’s Gun』のリードシングルである「Bag Lady」をJosé James流に、落ち着きのあるジャズクラブ風なアレンジに。バドゥトリビュートアルバムに先駆けたリリースとなっているが、BIGYUKI、Ben Williams、Jharis Yokley、Diana Dzhabbarというクレジットの並びからすでにアルバム全体のクオリティの高さがうかがえる。(竹田ダニエル)
spill tab「CRÈME BRÛLÉE!」
フランスと韓国をルーツに持つプロデューサーSpill Tabが『CRÈME BRÛLÉE』をリリース。Solomonophonicとの共作となっており、これまでもノイズと複雑なサウンドで聴く人を魅了してきた彼女の音楽の中でも最もダイナミックな作品に仕上がっている。Spill Tabの白熱するパワフルなオルタナティブポップ。ノスタルジックな雰囲気のMVもクールでそちらも注目したい!(Lisa)
87dance「city snail」
「幻想の中で現実を歌う」韓国の4人組バンド、87danceの最新シングル。「都市のカタツムリ」というタイトルの本曲は、都会の窮屈さが孤独を生み出す一方で、殻のように自分を守ってくれる状況をカタツムリにたとえている。物憂い気持ちを表現したスローテンポで沈んだ曲調と気怠いボーカルが疲れている人の心に寄り添い、安らぎを与えてくれる。曲後半でやや小走りになるテンポの変化にも注目。(Akari)
Eden Samara「Sophie」
カナダ出身のシンガー/プロデューサー、Eden Samaraのデビューアルバム『Rough Night』からの1曲。今作はRyan PierreやLoraine James、Call Super、Shanti Celeste、TSVI、Peachなどが参加。ちなみに彼女は既にLoraine Jamesのアルバム『REFLECTION』に客演で参加するなど注目を集めている。ハウスやテクノ、レフトフィールドといったエレクトロニックミュージックとR&Bが見事に融合したサウンドに、ソウルフルで透明感漂う美声が絡み合う、最高に踊れる仕上がりに。ポップでありつつ、アングラなダークさも潜んでいるという、そのバランスやセンスがずば抜けている。(takashi)
Giant Swan「RRR+1」
Giant Swanが約2年ぶりに新曲をリリース!2023年1月にリリース予定の5曲入りEP『Fantasy Food』の収録曲である「RRR+1」は、Giant Swanのルーツであるクラブミュージックに回帰した4つ打ちのtechno bange。英国で重要なエレクトロニックアーティストとして名前を馳せるGiant Swan。重く脈打つドラム、刻まれたボーカルサンプル、反響するキックに身を委ねて、既存のスタイルを破壊するようなサウンドを楽しんでほしい。(DIGLE MAGAZINE編集部 Mao)
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