![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157062526/rectangle_large_type_2_93a36e4709d63e8f052bbf2acbbdab62.jpeg?width=1200)
デザイン思考で課題に挑む~やまぐちデザインシンキングカレッジ・アドバンストプログラム~
こんにちは、デジテック運営事務局のchiezoです。
長くうだるような暑さが続いた今年の夏も、10月に入り秋の兆しが感じられるようになりましたね。少し過ごしやすくなったこの季節は、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋など、季節を楽しんだり、新しく何かを挑戦する良い季節でもありますね。今まで暑くてやる気になれなかったという方も、夏の分まで各々の秋を楽しみましょう!
7月の暑い時期のオープニングイベントからはじまった「やまぐちデザインシンキングカレッジ第3期」ですが、半日の基礎講座である「ベーシックプログラム」の開始を経て、いよいよこの秋、長期実践講座である「アドバンストプログラム」が実施となり、挑戦者の皆さまが県内から集まりました!
アドバンストプログラム、第3期が開始
アドバンストプログラムは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)独自のアプローチである「システム×デザイン思考」を学ぶ内容のもので、昨年度に引き続き広瀬毅先生と中田実紀子先生のお二人に講師を務めていただきます。先生方、第3期もどうぞよろしくお願いします!
![](https://assets.st-note.com/img/1727675142-AbOSTEPdUagoxJzy6pvYRNCX.jpg?width=1200)
参加者は、民間企業や自治体、また今回は大学生もいて、年齢層や性別、業種も様々となりました。デザイン思考は、多様性や集合知を活かすことがとても重要と言われており、その多様性や集合知を発揮する工夫についても講義の中で学びます。
今回の皆様のバリエーションの豊かさは、今後のグループワークにきっと良い影響を与えるのではないかと今からとても楽しみですし、日頃の業務の中でも、年齢や業務内容・性別が異なる人たちが集まり、それを活かせるアイデア出しが出来れば、とても興味深いものが出来そうですね!
![](https://assets.st-note.com/img/1727675735-O3Q8cPsIBCqSpuZljNHR2mTJ.jpg?width=1200)
アドバンストプログラムとは
アドバンストプログラムの流れは、以下となっています。
集中ワークショップ(全2回)
「システム×デザイン思考」の基礎的な知識とマインドセットを学ぶデザインフェーズ(全4回)
グループワークと講義時間外のチーム活動を通じて、「システム×デザイン思考」を実践し、毎回アイデアを創る最終発表会
デザインワークを通じて形になった最終アイデアを発表するフォローアップ
最終発表会後に、現場の実践の中で出た課題・疑問について、講師からのアドバイスや受講生同士でのノウハウ共有を行うフォローアップ
第1期、第2期の修了生がサポーターに!
今年度の3期生をサポートするために、1期生・2期生の修了生の皆様からサポーター(旧メンター)として有志が集まりました!
サポーターは、現地の講義のときだけでなく講義外でのグループワークやチーム会議の中で、方向付けや皆さんが行き詰まったときのアドバイス等の支援をおこないます。また、サポーター本人にとっても、学んだデザイン思考の振り返りであったり、ファシリテーション力の向上というメリットもあります。
さらに、デザイン思考をこれから学ぶ3期生にとっては、1・2期生がサポートしてくれるというだけでなく、デザイン思考をどう活かしていくのかというお互いの交流も生まれています。
さぁ、デザイン思考で、課題に挑戦!
今回の集中ワークショップ(全2回)は、9月25日と10月3日に開催されました。講義の中では「見たことも聞いたこともないIoTを活用した生活習慣病を予防するサービス・商品」をテーマとして、イノベーティブなアイディアを考えていきました。そして、問いを立てるための、そしてアイデアを創出するための様々なツールを学びました。
今回学習したツールは「親和図法」「バリューグラフ」「強制連想法(マトリクス法)」「ピュー・コンセプト・エバリュエーション」「WCA」「CVCA」「ゴールデントライアングル」「フェルミ推定」等がありました。今後のデザインフェーズでは、チームの中でこれらのツールをしっかり使ってアイデア出しをしていただくこととなります!
集中ワークショップは10時~18時という長時間で2日間、怒涛のインプットとなりましたが、「疲れた!」とおっしゃる皆さまの顔がとても笑顔で満足そうなのが印象的でした。多種多様な皆さんが集まり、ニックネームでお互いを呼び合い、笑いや活気に溢れる各チームのテーブルを見ていて、第3期も素晴らしいアイデアが誕生するに違いないと確信しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728278656-u1dl064jJS8tcCyYiALqaQ3U.jpg?width=1200)
オンラインホワイトボード Miro
コミュニケーションツール Slack
2回目の集中ワークショップから、オンラインホワイトボード「Miro」や、コミュニケーションツール「Slack」を使用しました。次のデザインフェーズからはオンライン会議システム「Webex」を使って進めていきます。
様々なデジタルツールを使うことで、勤務形態や居住地・勤務地が様々なチームメンバーがワークをすることが可能となります。
次はデザインフェーズ!
そして今後は、各チームに与えられた以下の課題に取り組むデザインワークへと移行し、これらのツールをしっかり使ってアイデア出しをしていきます!各チームが取り組む課題は、以下の3テーマです。
デジタルを活用して、山口県で子育てしたいと思ってもらうためには?
~日本で一番子育てし易い県を実現する~デジタルを活用して、山口県を行くべき場所だと思ってもらうためには?~「山口県に行ったことないの?マジで?」を実現する~
デジタルを活用して「ラーケーションと言えば山口県!」と言われるようになるためには?
~子どもたちが普通の日に家族と一緒に探求の学びを深めることを実現する~
次回のデザインフェーズでは、参加者の皆さんの取り組みたいテーマの希望を優先してチームメンバーを一新し、異なるチーム編成で課題に挑んでいきます!各チームとも、デザイン思考でどんな課題解決のアイデアが生まれるのか、今からとても楽しみです。
デザインフェーズの後の成果発表会を目指して、どんな最終形を迎えていくのか、またレポートいたします!
次回の、やまぐちデザインシンキングカレッジをどうぞお楽しみに!!