どこで交通事故起きているの?(「山口県のデータを考える×交通安全」より)
こんにちは。デジテック運営事務局のみらいと申します。ハラマルさん(の記事)に刺激を受けて投稿させていただきます。
(一昨日、五輪野球で侍ジャパンが準決勝を快勝して、気分がよいからかもしれませんが)
先日、このnoteでハラマルさんが投稿された「山口県のデータを考える×交通安全」、まさに、「統計データが身近になれば」「データが見える化」できればとの思いは、私も同感です。県民の皆さんがデータをより身近に、またわかりやすく活用できれば、より便利な世の中になりますよね。
そこで、この記事をインスパイアしてみます。
事故発生割合
ハラマルさんがおっしゃってた自分事と考えられる事故発生割合、既知のものでなにかないかなと思って調べてみましたが、近いものとしては、「死傷事故率」というものがありました。
死傷事故率とは、1万台の自動車が1万キロ走行した場合に何件事故が発生しているかを示す指標(単位は件/1憶台キロ)で、交通事故の実態及び対策の成果を表す指標として使われているようです。
(最近のデータをインターネット上で見つけられなかったので、ひょっとすると現在ではあまり使われていないかもしれません)
参考:死傷事故率推移(https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-perform/10.html) 1970年:317.7件/億台キロ ⇒ 2000年:119.9/億台キロ
死傷事故率は、日本全体の数値算定もできれば、路線や区間ごとに算定することも可能とのことで、危険な区域の特定やその評価、分析にも用いられるようです。
例えば、このような指標を活用して、山口県内の各道路においてリスク評価としてGISを活用して見える化できれば、ドライバーのみなさまへの注意喚起にもつながるかなと思います。
データの見える化
交通事故情報ですが、警察庁にて、オープンデータとして公開されています。
データ量は当然ながら膨大で、県民の皆さんが望む情報を収集するのはとても大変。そこで、BIツールをうまく使いこなすことで、ハラマルさんの要望である山口県内の交通事故情報の見える化に応えられるな、やってみたら面白いなと思ったのですが、、、すでに行っているところがございました(汗
■警察庁オープンデータを見える化した交通事故マップを公開(2021/6/7)
(三井住友海上火災保険株式会社様)
参考:https://www.ms-ins.com/news/fy2021/pdf/0607_1.pdf
このサイトでは、警視庁にて公開されているオープンデータを、BIツールのtableauを用いて分析し、交通事故情報件数、死者数、負傷者数や、事故発生地点や密度マップ等を見える化しています。
参考に、山口県山口市で絞り込んでみると、このような情報が見れました。
<山口県 山口市の交通事故マップ>
山口市の私が住んでいる近郊情報を表示してみましたが、こうして地図上で見れると、この道は気を付けないといけないなとか、自分自身の注意喚起にもなりますね。
小さなことかもしれないですが、このようなことが、統計データやデータの見える化によって、より多くの方に気づきや価値を提供できるものだと思いますし、また、いろいろな分野でこのような価値が提供されると、より良い社会になるのではと感じます。
データ活用について
今回、交通事故に関して、どのようなデータがあるか、見える化できているのか等を軽い気持ちで調べてみましたが、実際のところ、お伝えできていないこと含め、いろんな方々がデータを活用して分析、研究されていました。
また、データ利活用を考えると、どこに、どのようなデータが存在しているのか、またそのデータをどのように活用できるのかをしっかり整理し、わかりやすく活用いただける仕組みを構築することが重要であることを改めて実感しました。
デジテック for YAMAGUCHIでは、会員同士のコミュニケーションであるSlackも立ち上げてますので、このような身近なテーマから、会員の皆さま同志で議論し、世の中にある様々なデータを活用して、地域課題解決につながるデータ分析、提供を実現できるようになればと思いますので、ぜひ皆さまのお力添えをお願いいたします。