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デジタルの最前線で人の優しさに助けられる

デジテック for YAMAGUCHI運営事務局のハラマルです。先日、その丸い腹には何が詰まっているのか聞かれたのですが、はて…心当たりがありません。思い出したら追記しますね。

シビックテックチャレンジの協働企業募集開始

さて、デジテック for YAMAGUCHIのHPでもお知らせをしましたが、昨日から「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」の企業募集を開始しました。今回は、山口県内の行政から提出された8つの課題をテーマにしており、この課題の解決に一緒に取り組んでいただける企業を全国から募集しています。

初めての取組なので、どれくらい応募があるのか不安もありますが、来週の28日にはオンライン説明会も予定していますので、課題を解決したいという強い思いを、担当の所管課と一緒にしっかりPRしていきたいと思います。

今回選定した課題は、まず、山口県庁と県内全市町に対して、この「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」の取組で解決したい課題を募集しました。約40もの応募があり、行政の皆さんの、危機意識というか、デジタルで課題を解決したいという前向きなパワーを非常に強く感じました。その中から、この取組に適した課題ということで、泣く泣く8つに選定し、企業募集の対象にしました。なので、この選定した課題は、是非、成功(解決)に導きたいと思っています。そのためにも、課題を解決できる技術やアイデアを持っている企業の募集は、非常に重要な要素です。

Urban Innovation JAPAN

実は、この「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」は、神戸市さんが発祥の「Urban Innovation KOBE」という行政とスタートアップ企業との協働の仕組みに参加しています。現在は「Urban Innovation JAAPAN」として全国の12市町が参加されていて、今回から、ALL山口県(山口県庁+県内全市町)ということで新たに参加させていただいています。

昨年、台湾でのマスクマップの事例など、シビックテックの取組が話題になり、私もいろいろとリサーチしている中で、「Urban Innovation JAPAN」や、それを運営しているNPO法人コミュニティリンクさんと巡り合う機会をいただきました。お話をする中で最も印象的だったのは、我々も同じような取組をしたいと御相談したところ、皆さんが失敗もしながら苦労して作り上げた仕組みにも関わらず、即答で、一緒にやりましょう!と言っていただけたことです。本当に、何の惜しみもなく、こういったことに注意した方がいいですよという御経験まで教えていただきました。

聞いた私としては、参加させていただくためには何か条件があるのかな?とか、スキームを作り上げる苦労を共にしていないのに良いところ取りをお願いするようでどう思われるかな?とか心配していましたが、結論的には、私のそんなしょーもない懸念は杞憂でした。一緒に取り組むことに対して、非常に温かく受け入れていただきました。デジタルの最前線で、こうして人の温かみに助けていただけるというのは、思ってもいませんでした。本当に素晴らしい方たちだなという思いと、同時に、こういう志が高く、熱量の大きい方たちと一緒に取り組めば、きっと課題は解決できる!と非常に心強く思いました。

東京都のコロナサイトがオープンソースで作られ、他の自治体がそれをコピペすることで簡単にコロナサイトを立ち上げることができたいうこともそうですし、自治体間の競争ではなく、同じ目的のために取り組む仲間に見返りもなくノウハウを提供していただけるという考え方・文化は、是非、我々も真似をしていきながら根付かせていきたいと思いました。我々が助けてもらった以上に、他の方たちを助けていけるようになりたいと思います。

デジテック for YAMAGUCHIでの課題解決

デジテック for YAMAGUCHIでは、「共に考え、挑戦したい」課題を募集しています。「シビックテック チャレンジ」は、実績もある確立された手法ですが、こちらは、本当に手探り状態から始めています。この課題解決手法も、デジテック・パートナーの皆様と共に考えながら確立していきたいと思っています。途中、いろいろと挫折することもあるかもしれませんが、うまくいくモデルができた際には、是非、他の都道府県・市町村でも真似をしてくださいと言いたいですね。

蛇足

「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」を始めるに当たって、関係者の方々とオンライン会議をしたところ、上長から「ハラマル君、良い人たちと知り合ったね。」と言っていただきました。自分が信じた人たちを、他の人にも信じてもらえるとうれしいですね。自分の手柄でも何でもないですが、自分が褒められたような気分でした。普段、私が褒められるとしたら、妻の手料理を、少食の子供に代わって、残さずにおいしく平らげたときぐらいですが…。

あっ、冒頭の質問の回答は、「家族への愛」かもしれません。これからは、「共に挑戦する仲間への愛」も詰め込みます!