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デジテックフライデー第11回|生成AIを用いたデータ分析

こんにちは!
“Mr.デジテックのしらお“です。

先日、第11回のデジテックフライデーを開催しました!
今回のテーマは「ビジネス価値を向上させるデータ活用」。
小山さんをモデレーターに迎え、生成AIを活用したデータ分析を実践形式で学びました!

イベントの様子①
イベントの様子②

1.イベントハイライト

(1)データ活用の基本プロセスを学ぶ

イベントの冒頭では、データ分析で成果を出すための基本ステップが共有されました。
1.ビジネスモデルを理解する
2.仮説を立てる
3.データを分析する

イベントの様子③

この中でも特に、「仮説立案の重要性」が強調されました。
仮説を立てずに進める分析では、効果的な成果を得ることが難しいとのこと。
また、例えば、課題を日数の少ない「祝日の売上を上げる」にするよりも、「他の売上改善」の方がインパクトが大きいことに気付けるように、 事業インパクトを意識する仮説の重要性が示されました。
このように、どの課題を優先的に解決すべきかを見極め、その課題に対応する仮説を徹底的に考え抜くプロセスが、成果を生むデータ分析につながると理解することができました。

(2)生成AIを活用したデータ分析の魅力

次に紹介されたのは、生成AIを活用したデータ分析の手法です。
データ分析の工程で特に重要なのは、適切なデータ収集とその活用
ここでは、生成AIを使うことで効率化できるさまざまなポイントが共有されました。
 
例えば、生成AIは膨大なデータセットの中から関連性を抽出したり、分析結果を短時間で視覚化するなど、人手では時間がかかる作業をスピーディーに行うことが可能です。
 
このセッションでは、生成AIがデータ分析の幅を広げ、より効率的な分析が可能になることを学ぶことができました。

イベントの様子④
イベントの様子⑤

最後に、ワークショップを実施。
今回のテーマは、「集団指導塾の売上伸び悩みをデータで解決する」。

設定:数年間売上が伸び悩む塾の経営を改善するためにデータ分析を行う
データ:200件程度のサンプルデータを活用

各グループが仮説を立て、生成AIを使いながら分析。
たとえば、流入経路に着目した 「友達紹介強化案」 や、科目別に重点を置く 「国語の強化案」 などのアイデアが登場しました。

イベントの様子⑥
イベントの様子⑦

発表では、各グループが生成AIを駆使して創意工夫を凝らした分析結果を披露。

たとえば、次のような工夫が見られました。
・ステップバイステップで指示を生成AIに入力し、具体的な手順に基づいて進めることで、分析を効率化。
・日本語で作成したグラフが文字化けしてしまった際には、一度英語で出力した後にPDF化し、そのデータを再び生成AIに取り込むことで、正確なパワーポイント資料を作成。
・マインドマップを自動生成してくれる生成AIを活用し、アイデアや分析結果を視覚的に整理。

イベントの様子⑧
イベントの様子⑨
イベントの様子⑩

生成AIの多様な活用方法を体験しながら、参加者それぞれが新しい発見やスキルを得られる充実したワークショップとなりました!
 
まとめでは、データ分析を成功させるためには、思いつきや感覚で進めるのではなく、しっかりと仮説を立てて取り組むプロセスが重要であることを共有。
以下の2つのポイントが特に強調されました。

①仮説の立案が成功のカギ

データ分析を行う際には、単なる数値の解析に終始せず、事業インパクトのある成果を具体的にイメージした仮説を立案することが重要。
このアプローチにより、目的に即した「意味のある分析」が可能となり、より効果的な結果を得られます。
たとえば、売上を上げたいという漠然とした目標ではなく、「雨の日の売上を上げるためにどの要素に着目すべきか」という具体的な課題設定が成功への道筋となります。

②生成AIで広がるデータ活用の可能性

生成AIの登場により、データ活用の幅が飛躍的に広がりました。
仮説立案のアイデア出しや、足りないデータの補完、さらにはデータ分析そのものの補助として、生成AIは強力なツールとなっています。
これにより、これまで困難だった分析作業がよりスムーズに行えるようになり、効率と正確性の向上が期待できます。
 
単なるテクニックの共有にとどまらず、参加者一人ひとりの業務や取組に役立つ実践的な知識として、大きな価値を提供するものでした。

イベントの様子⑪

2.気づき

今回のイベントは、アウトプットを重視した構成にしてみましたが、参加者の声から「ディスカッションがとても有意義だった」というポジティブな意見が多く集まりました!

一方で、「もう少しインプット(解説)の時間がほしかった」との声も。

これを踏まえ、次回以降はインプットとアウトプットのバランスを工夫し、限られた時間で最大の満足を得られるイベントを目指していきます!

3.次回のお知らせ

次回のデジテックフライデーは、12月20日(金)に「DXの現場を語る会~非エンジニアが挑む社内DX&働き方改革のぶっちゃけトーク~」をテーマに開催予定です!

「DXを進めたいけど何から始めればいいのかわからない」、「現場の理解が得られず、取組が進まない」と悩む方におすすめの、リアルな実践例を共有するイベントを予定していますので、ぜひご参加ください!

詳細はX(旧Twitter)などでお知らせしますので、フォローもお忘れなく!

今回もご参加いただき、ありがとうございました。

これからもデジテックフライデーを通じて、皆さんと共に新しい発見や学びを共有し、地域を盛り上げていけることを楽しみにしています。

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