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Web3.0ってなんだ~???【デジテック・ミートアップ】ブロックチェーンを活用した地域課題の解決(実践編)セミナを開催しました。

 こんにちは。デジテック運営事務局のみらいです。夏、始まりましたね。野球Loveの私としては、新聞やWebで高校野球地方予選の結果をみて、ニヤニヤする季節となりました。(といいながら、母校が早くも2回戦で敗退してしまい、意気消沈しています・・・)

 今回は、7/8(金)に開催いたしましたデジテック・ミートアップイベントの模様をお伝えします。
テーマは、「ブロックチェーンを活用した地域課題の解決(実践編)〜Web3.0の世界における地域×ブロックチェーン技術の未来像〜」ということで、今年の2/25(金)にブロックチェーンについてセミナをデジテック会員であるNTTデータ中国さまから実施いただいたのですが、好評につき第二弾のイベントの開催となりました。講師は、前回に引き続き、株式会社NTTデータ技術革新統括本部 技術開発本部 課長 山下 真一様にご講演いただきました。また、前回は完全オンラインでしたが、今回はY-BASEとオンラインのハイブリッド開催となりました。
 コロナ禍ではありますが、対策をしっかりしたうえで、今回は現地でも開催いたしましたが、講演後の講師とご参加者の方のコミュニケーションを図る機会をとることができ、リアルな場も大事だなと感じました。

講演風景
質疑応答風景


1.Web3.0ってなに?

 ところで、最近Web3.0というキーワードに触れる機会が増えてきていますが、みなさん、Web3.0とはどういうものか、知っていますでしょうか。
 講演の中で分かりやすく山下さまから説明がありましたが、一言で言えば、インターネットを席捲しているGAFAのような巨大プラットフォーマーの仕組み(支配)に対抗する動きということでしょうか。
 現在のインターネットの世界は、GAFAのようなプラットフォーマーが情報を集約しており、利用者の行動情報を糧にして、大きな収益を得ている状況にあります。
 Web3.0(の考え方)では、情報を特定のプラットフォーマー等に集約・管理するのではなく、データは個々人が管理、コントロールし、個人間にて情報のやり取り、対価支払い等を行う仕組みとなります。

図1.1 Web3.0とは(講演資料より抜粋)
図1.2 Web2.0とWen3.0の違い(講演資料より抜粋)

2.Web 3.0 の根幹を支えるブロックチェーン

 この情報を個々人が管理し、その価値をみんなで共有していくためのWeb3.0を支える技術の一つがブロックチェーンと言えます。
 ブロックチェーンについての概要等の説明は、前回のNoteの記事に書かせていただいたので、今回は割愛させていただきますが、ブロックチェーンを一言で言い表すとすると、講師の山下さま曰く、“価値を流通させるもの”とのことです。
 確かに、現在のインターネットにおける情報については、どうしてもプラットフォーマーが情報を集約して、価値を提供している形になっていますが、このWeb3.0の世界が広がった世界では、各個々人にて情報の価値をコントロールすることができ、個々人でその利益を享受できるようになると想定されます。

3.地域活性×ブロックチェーンにより実現する未来

 本セミナでは、地域活性化にブロックチェーンが貢献する未来として、3つのシーン、「地域のスポーツチームを応援!」、「街の特産品を応援!」、「観光した記録をトークンに!」をご紹介いただきました。

図3.1 地域スポーツチームの盛り上げに活用するストーリ(講演資料より抜粋)
図3.2 街の特産品の応援に活用するストーリ(講演資料より抜粋)
図3.3 観光の際の記録に関する活用ストーリ(講演資料より抜粋)

 「地域のスポーツチームを応援!」では、鎌倉のサッカーチームの事例を紹介いただいたのですが、山口には、レノファがあります!自身の携わるデジタル分野で、例えばこのようなブロックチェーンを活用したレノファを応援する仕組みが作れると、とてもやりがいのある仕事になるなーと思っちゃいました。
 また、ブロックチェーンには、データを追随し、データの真正性を担保できることからも、特産品の流通や、観光記録等の価値提供に貢献できる仕組みだなと改めて思いました。

4.普及に向けて

 講演が終わって感じましたが、理解はしつつも、まだまだWeb3.0の世界って、なかなかイメージがつきにくいものかなと感じました。
 講師の山下さまからも、「Web3.0については、まだまだ明確な答え(活用パターンや世界観)は出てきておらず、また、待っていても出てこないものです。なので、まずは試して経験することから始めましょう!」とのお話がありました。
 まさにおっしゃる通りだなと。デジタルの分野は失敗を恐れずにまずは取り組んでみることが大事だと思いますし、そこから方向性や価値が生まれてくると思います。
 私自身、Webの世界に足を踏み入れたのが2000年前後でしたが、そのころは、単にHPにアクセスするだけの世界で、当時からすれば、今のような世界になるとは全然想像もついていませんでした。
 今のWeb3.0の感覚は、そのころの感覚に似ていると感じています。(まだユースケースもイメージできない感じが特に。。)数年後には今では想像できなかった世界が広がる可能性があると思うと、ワクワクしてきます。
 私自身も、既存の概念に固執することなく、柔らかあたま(表現が古いですね)でいろいろと吸収しながら、何かしらのチャレンジをしていきたいと思います。

5.さいごに

 デジテック・ミートアップは、会員のみなさまが「Y-BASE」の設備を活用して企画を実施することが可能な仕組みです。「○○技術をぜひ会員のみなさまに紹介したい」、「◆◆に興味のある方々と交流を図りたい」等、会員の皆様同士や県内の同じ思いを持つ方々とのコミュニティ形成やコミュニティの活性化を図るツールの一つとして、ぜひご活用いただければと思います。
また、Y-BASEではおかげさまで多くの県内企業や自治体さまの抱える課題解決に向けたコンサルティングやその実証を実施しております。DXに関する課題があるがどう解決したらよいかわからない等のお悩みがありましたら、お気軽にY-BASEへご相談いただければと思います。