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ただの散歩と心にうつりゆくよしなしごと 2020年6月16日の日記

最近よく川沿いを散歩する。日が落ちてからだと人が少なく、川のせせらぎが良く聞こえる。今日はとてもカラッとしていて涼しかった。
調子に乗って走ってみたら膝が痛い。関節の隙間の筋肉が腫れるような感覚がする。部活動をやってた時期が思い出される。インドアスポーツだったため、季節感を味わえる陸上部を羨ましがっていた記憶がある。
1キロほど歩くと、川の水音が1番大きくなる箇所がある。そこにさしかかると、不思議と草の香りを強く感じる。自分の感覚が研ぎ澄まされたようでとても心地がいい。この時だけは鼻腔と鼓膜に全神経が集中し、意識を支配するのは喧騒から切り離された異様な静けさだけ…と言いたいが、考え事が捗ってしまう。
ここで求めている無意識さは仏教で言うところの「空」に近いのかもしれない。私にはまだまだ遠い話だが。
今日は6キロ歩いた。歩き続ければいずれ「空」に届くだろうか。

おわり

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