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【ビッグデータ活用】ヤフーのデータマーケティングソリューションとは?活用法や事例を解説

SNS広告や動画広告など広告配信メニューが広がりを見せる中、顧客獲得単価(CPA)を抑える手法として現在でも配信手法としてまず候補に挙がるリスティング広告。
長く運用を続ける中で、以下のような悩みを持つことが多いのではないでしょうか。

・他社はどんなキーワードで顧客獲得しているのだろう?
・他社でうまくいっていて、うちでは出していないキーワードってあるのかな?
・誘導キーワードをもっと広げてボリュームを伸ばしたい

実はそのような状況を打破できる可能性がある独自のソリューションをヤフーが公式に提供しているのをご存じでしたか? 
この記事では広告運用に手詰まりを感じた時に活用したい
便利なソリューション「ヤフーのデータマーケティングソリューション」の商品ラインナップの一部をご紹介します。

ヤフーのデータマーケティングソリューションとは?

ヤフーが独自に持つ圧倒的な量と質のデータを広告に活用できるよう開発されたソリューションです。
ユーザーの購買データやページ閲覧データ、端末データなど、ヤフーが蓄積している膨大なデータを活用することで精度の高い広告配信・効果改善につなげることが可能になります。
内容としては追加すべきキーワード提案、広告テキストの改善用データ、ターゲティング選定に役立つもの、など数多くの商品が用意されております※。
弊社が運用しているアカウントに関してもデータマーケティングソリューションを活用することで配信リーチが伸びたケースや、配信効果を高めることに成功した事例があります。
今回はその中でも導入ハードルが低い2つの商品をご紹介します。
※★★以上のYahoo!認定代理店のみ利用可能です

ポテンシャルキーワード

ポテンシャルキーワードとは、簡単に言いますと
「検索広告の運用においてリーチできていないキーワードを発見する」ことができるメニューになります。日々増える新しい検索クエリなど膨大なヤフーのデータから効果が見込めると判断された未入稿キーワードをアカウントに追加していくことで、未流入の見込みユーザー接触・獲得数の積み上げにつなげられる可能性があります。
想定外のキーワードなど、思いもよらなかった内容のものも提案に含まれるケースがありますので、訴求軸を広げるなど全体配信ボリュームを伸ばしたいときにも有効です。

データ抽出の仕組みとしては

  1. 対象アカウントと競合サイトに流入したクエリーを網羅、未入稿のクエリーを抽出

  2. 機械学習モデルを利用してコンバージョン予測スコアを付与

  3. 入稿すべきキャンペーン/広告グループを提示

の流れでアカウントに適していると判断されるデータが抽出されます。
また推奨キーワードをどこに追加するべきか、まで提示してくれる親切な商品です。

アウトプットイメージ

実際に抽出されるデータ例は以下のような形になります(※形式が変更になる可能性があります)。

一番左がヤフーから提示されるポテンシャルキーワードです。
流入判定とコンバージョンのしやすさの予測値を確認し、予測値スコア×予測検索ボリュームの値が大きいキーワードを各キャンペーン/広告グループに追加
⇒追加したキーワードの獲得効果を検証していく という活用イメージになります。

依頼の際に必要なもの

媒体へのデータ抽出依頼の際には下記の項目の提示をする必要があります。

・対象アカウントID
・対象キャンペーンID
・競合名+競合サイトURL
など

「競合名+競合サイトURL」については最低1つから、最大3つ指定できますが、学習精度とボリュームを担保するために上限の3つを指定することが望ましいです。

なお、第三者ツールでも設定キーワードの拡大につながるデータは          確認できますが、
・信頼度の高いヤフー独自の大規模データを基に抽出される
・日々増え続ける検索クエリーも抽出対象に含まれる
・コンバージョンのしやすさのスコアが確認できる
とポテンシャルキーワードは精度の期待値が高くメリットが多いです。

検索TD最適化

こちらは「パフォーマンス向上に繋がる広告テキスト要素を提示してくれる機能」になります。
申請の際に指定したキーワードで表示されている広告テキストを単語単位に分解、CTR・CVRなどの情報を各要素に付与します。それにより効率が良いと予測される単語・フレーズが抽出されますので、それらを広告テキストに組み込むことで最適化を進めるイメージとなります。
またYahoo!広告 検索広告だけでなくYahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)でもデータ抽出依頼は可能ですのでクリエイティブ精査にも活用できます。なお、ディスプレイ広告(運用型)の場合は対象アカウントが属するマーケットでの高パフォーマンスバナー傾向が併せて提示されます。
※解析時にはクリック率(CTR)を上げる入札・出稿金額の影響を補正して算出されます。

アウトプットイメージ

実際に抽出されるデータ例は以下のような形になります(※形式が変更になる可能性があります)。

検索広告の場合の活用例

キーワード・フレーズ別に見込みCTRやコンバージョン率(CVR)が確認できます(ディスプレイ広告(運用型)の場合は併せてバナー傾向も提供)ので、これらを組み合わせることで
・広告文の見直し
所属マーケットの広告テキストで高パフォーマンスを出していると判定される「キーワード」「フレーズ」を導入することで、CTRの向上につなげる

・キーワードの見直し、追加
所属マーケットの広告テキストで高パフォーマンスを出している「キーワード」を配信キーワードとして追加することで、インプレッション(IMP) ・クリック数増加につなげる

このような形で改善活用するイメージとなります。

依頼の際に必要なもの
媒体へのデータ抽出依頼の際には以下の情報等を提示する必要があります。
・対象アカウントID
・対象キャンペーンID
※ディスプレイ広告(運用型)の場合は、調査対象の広告が配信しているキャンペーン目的を記載
・解析対象のクエリ(1トークン、2トークンどちらでも可)
※ディスプレイ広告(運用型)の場合は、調査対象・関連広告に含まれていそうな単一訴求ワードを記載
「解析対象のクエリ」については最低1つから、最大3つ指定できますが、学習精度とボリュームを担保するために上限の3つを指定することが望ましいです。
など

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ご自身の運用ノウハウに加えて、ヤフーが保有している大量のデータを広告運用に生かすことでより効率的・効果的に運用を進めることが可能になるかと思います。
ヤフーの広告効果を改善するだけではなく、効果が見られたら内容を他媒体へ展開することでスケール化につなげていくなど、うまく生かすことでメリットが大きいソリューションです。
本記事で紹介したヤフーのデータマーケティングソリューションや公式レポートなど、無料で活用できる有用な機能は他にも数多くありますので、また別の機会にご紹介できればと思います。

ぜひこの機会に媒体の公式ソリューションについて理解し、有効活用して効果最大化につなげてください。

広告運用に関して詳しくお話を聞きたいという企業様がいらっしゃいましたら、こちらからお問い合わせをお願い致します。

もし、私たちの会社で働く事に少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ応募フォームよりご連絡ください。


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