デジタルものづくり
マイクロメーターにはデジタルとデジタルでない(一般的にはアナログという)ものが有ります。 日本で測定器といえばミツトヨです。 上がアナログで、下がデジタル。 いずれも金属の棒の隙間にものを挟んで長さを測ります。 マイクロメーターの歴史はミツトヨさんの「マイクロメーター進化の歴史」にお任せするとして、ここではアナログとデジタルの違いを見てみましょう。 https://www.mitutoyo.co.jp/support/service/catalog/07_kogu/r2
髪の毛の太さはどのくらいか、想像できますか? もちろん、人によって多少の違いは有るのですがおおよそ80ミクロンです。 ミクロンという単位は、普段の生活の中ではなかなか出て来ませんが、1ミクロンは1mmの1000分の1です。 定規のひと目盛りが1mmなのでその中に1000本の線を等間隔に書いたとき、80ミクロンはその80個分です。 はい。もう肉眼では見えませんね(笑) なので定規では測れません。 ではどうやって測ったら良いかというと、マイクロメーターという道具が有り
「もの」は物質によって出来ていて、それらは原子(アトム)の構成で成り立っているのに対して、「デジタル」は0と1(binary digit)の組合せによって出来ていて、それらはビットの構成で成り立っている。 これらのアトムとビットの良いところを組み合わせた新しいものづくりが、「デジタルものづくり」だ。 このブログでは、小学5年生の娘が「デジタルが有るとものづくりの何がどうなるの?」を理解できる様に、デジタル無しとデジタル有りとを比較しながらその違いについて解説していきたいと