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【事業の創り方#24】継業に注目

今日は継業についてお話しします。
起業ではなく 創業でもなく 継業、
つまり事業承継ですね。

すでにある事業を引き継ぎますので
第二、第三の創業といってもいいかもしれません。

私は長年この継業に注目してきました。
なぜなら、トラックレコード(実績、履歴)があるからです。

すでに会社が存続してきているということは
売るものがあり、買うものがあり、
買ってくださるお客様がいらっしゃるということ。

顧客がいてサプライチェーンがあってトラックレコードがあれば
自分が承継できるか、何ができそうか、伸ばせるかを
事前に検証できるからです。

一方ゼロイチの場合はそうもいきません。。
調査、検証、テストは尽くしますが
トラックレコード以上に説得力があるものではありません。
もっとも、それもゼロイチの醍醐味なのですが。

話は戻って継業ですが、
「ゼロイチ起業には慎重だけれども、会社を経営したい」
という方には一考する価値があります。

何せ後継者難に悩む企業は実に50万社もあるのです。
その半数は黒字なのに廃業せざるを得ないと言われています。

過去には「痛くない注射針」でグローバルニッチトップだった
岡野工業(株)が後継者不在で廃業してしまいました。

他にも「歌舞伎座前の弁当屋」木挽町辨松や、
彦根城の中で営業していた八景亭といった事例もあります。

もちろん承継者は誰でもいいというわけではありません。
経営手腕があることが前提です。

できれば即戦力を望まれますが、
しばらく現社長と並走しながら
準備を進めることもできるでしょう。

例えばこんな実例があります。

ある会社を継業して
業務をデジタル化させて経費を削減し、
さらに新規事業のDX化で業績を拡大させてから
売却したという事例です。

このデジタル化、DX化の余地がある中小零細企業を継業して
再生させてからExitするというモデルは注目に値します。

まるで再生ファンドのようですが、
デジタルな振る舞いができる皆さんであれば、
現実的な可能性はないでしょうか。

売却を選択しなくても、企業をデジタル化し再生させることによって、
伝統ある多くの事業を存続させられるのではないでしょうか。

なるほどデジタルな振る舞いとは、
日本経済に新たな息吹を吹き込むことでもあるんですね。

今日はここまで。
ツイてる!素敵な一週間をお過ごし下さい。


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人生100年時代を生き抜くデジタルマスターを育てる

カチカチ


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