シンガポールではむしろアップスキリング
今回はシンガポールのアップスキリングについて
お話しします。
先週私はシンガポールとクアラルンプール(KL)
を巡ってきました。
目的はビジネスパートナーとのキャッチアップで、
もちろんデジタル教育の状況も見てきました。
シンガポールは一年ぶり、
KLは4年半ぶりだったのですが、
驚いたのは
物価の高騰とビジネス客の多さ、
特に南アジア客の多さにはびっくりしました。
物価の高騰は報道で知っていましたし
シンガポールドルに対して
円安に触れていたので覚悟していましたが、
それにしても高い高い。
私が最初にシンガポールに住んだのは1996年。
当時は80円前後、最安値で63円、
私が現地法人を設立した時は70円でした。
それが今では110円ですから
肌感覚としては4割くらい高いのです。
値段は値段として仕方ないとしても
Value for Moneyで考えると
全然マッチしていないなーと思いました。
ですから逆にシンガポールからの訪日客が
安い安いと言って日本で高額消費しているのも
頷けるというものです。
そんな話をパートナーとしながら
話題は社会人教育に移りました。
かの地でも社会人教育は熱心です。
国も個人へ補助金を出していますし、
企業へも教育プログラムを提供しています。
昔からジョブホッピングという
転職の機会を常に伺う文化がありますので
(某学長はそれを「国民的行事」と仰っていましたが)
個人もリスキリングに熱心なのです。
まだ取っていない資格をレジュメに
「(いつごろ)取得予定」と
書き込む人も珍しくありません。
それも一つだけでなく
二つ、三つと、これからのキャリアを示して
「今の自分」と「数年後の自分」を売り込むのです。
つまり彼らはアップスキリングを前提に
キャリア形成を考えているわけです。
現に私が「リスキリング」と言うと
「ちょっと古びた印象を感じる」と言われてしまいました。
リスキリングと言うと現状維持
アップスキリングと言うと先取的
そういう整理なのかもしれません。
ちなみにNUS(国立シンガポール大学)の
Lifelong Learning では1,000ものコース(!)が
ラインナップされています。
現地で会ったビジネスパートナーも
「週末はその一つへ通っているんだ」と語っていました。
その言い方や顔つきが誇らしげで、
なんだか私もエネルギーをもらった感じです。
為替になんか負けるなとw
ツイてますねーww
今日はここまで。
あなたもツイてる!素敵な一週間をお過ごし下さい。
私たちのパーパス
人生100年時代を生き抜くデジタルマスターを育てる
カチカチ