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礼法・所作・立ち振る舞いとデジタル

今日は、「礼法・所作・立ち振る舞い」について、
デジタルな振る舞いにも通じる視点でお話しします。

ところで、あなたは「将軍」をご覧になりましたか?
今年Netflixで放映され、エミー賞史上最多の18冠に輝いた注目の作品
です。

その「将軍」で武家の礼法指導を行ったのが、小笠原流です。
先日、その三十一世宗家嫡男の方の講演を拝聴する機会がありました。

テーマは「伝統文化が伝える哲学」で、
本物だけが伝え・伝わる真理とは何か、といった内容でした。

講演を聞きながら、私は「礼法」「所作」「立ち振る舞い」の関係について、それがデジタル時代にどのように応用できるかを考えていました。

まず、「礼法」は基本的なルールや形式です。
たとえば、武家社会でのお辞儀の角度や間合いの取り方は、
社会的な秩序を守るための基盤でした。

現代では、これに当たるのはメールやチャットでのマナーや
オンライン会議での適切な背景設定、発言タイミングといったルールでしょう。

次に、「所作」は具体的な動きや仕草です。
礼法が形式なら、所作はその形式をどう実践するかを表します。

デジタルの文脈では、たとえば動画での表現や
チャットアプリでのコミュニケーションなどが所作に該当します。
これらが丁寧で美しいと、印象が格段に良くなります。

最後に「立ち振る舞い」は、これらを一貫して体現した結果としての全体像です。
どのような態度で対話に臨み、行動に移すか。
オンラインでも、この統一感が相手に安心感や信頼感を与えます。

この三つが調和していると、
あなたのデジタルな振る舞いは一段上のレベルに達します。

小笠原流の哲学で語られた「本物だけが伝わる」という真理は、
実はデジタルな世界でもそのまま当てはまるのです。

メールやチャット、動画やSNSでの発信も、表面的ではなく、
礼法(ルール)に沿い、所作(丁寧さ)を意識し、
立ち振る舞い(全体像)で本物を伝えることが大切です。

特にデジタルでは、見た目や言葉が相手の印象の大半を占めます。
だからこそ、礼法、所作、立ち振る舞いを意識することが、
あなたの「デジタルな振る舞い」を磨く鍵になるのです。

武家の伝統が現代のビジネスに応用できるとは面白いと思いませんか?
それに気づけたあなたは、本当にツイてる!

素敵な一週間をお過ごし下さい。

私たちのパーパス
人生100年時代を生き抜くデジタルマスターを育てる
カチカチ


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