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アーセナルベース…良いぞ。


概要

全文無料です。
はじめまして。ヒイロというプレイヤーネームでアーセナルベース(以下アセベ)を楽しんでます。1年くらいアセベをプレイして素晴らしいゲームだと思いました!魅力を広めたいと思ったので投稿いたします。

アセベに興味をもった方は同じくガンダムのゲームであるエクバシリーズ(以下エクバ)からだったり、カード繋がりでトレーディングカード(以下TCG)から興味を持ったという方が多いかと思います。
私はアセベ・エクバ・TCGの3つをプレイしてきました。それぞれの特徴を比較しますので今後発売されるガンダムカードゲームも含めて自分に合いそうなゲーム選びの参考にしていただければと思います。

かなり自分の体感で書いてますので、正しいかどうかよりも、そう感じたんだなって思っていただければ。

各ゲームどれくらいの実力だった人が書いてるの?っていうのはテンポが悪くなるため最後の方の経歴に書きます。どうしても気になるなら先に読んでみてください。

分からない用語については検索してください。

どんな人にオススメか

この記事を最後まで読むとくっそ長くなりますので要約しますと

ガンダムが好き!
カード集めるのが好き!
ゲーセン行くの抵抗無いよ〜
難しい操作は自信無い…
対戦ゲーム大好き!
運ゲーより競技性高い方が良い!実力勝負!
初心者でも楽しめるか不安…
実は友達がいなくて…

こういう方々、ぜひアーセナルベースをやりましょう!
TCGもエクバもやってきましたが現在はアセベをプレイする事が多くなりました!神ゲーだと思ってます!

どんなゲームなのか

ゲームの種類としてはpvpのタワーディフェンスゲームと呼ばれるゲームです。
1プレイ200円。

MSカード(モビルスーツカード※機体)とPLカード(パイロットカード※キャラクター)を組み合わせたものをユニットと呼びますが、そのユニットを5組…つまりMSカード5枚とPLカード5枚の計10枚のカードを使用して遊ぶアーケードゲームです。
初プレイ時にチュートリアルがあり、カードを持っていなくてもゲーム内でレンタルができます。
詳しい遊び方、操作方法はこの記事では触れませんがチュートリアルや公式サイトにも記載されています。

5組のユニットを使用し、相手の拠点や戦艦にダメージを与え、時間内に戦艦を撃墜するかタイムアップ時によりダメージを与えていたプレイヤーの勝利です。同じ割合の場合、ドローになります。
ユニットへのダメージ自体は勝敗には関係ありません。つまり敵ユニットを何度倒しても敵拠点にダメージを全く与えられず、1%でも自軍拠点にダメージを受けていると敗北します。

コストとSPゲージがあり、時間とともに増えていきます。それらを使用してユニットの出撃や技を使用していきます。

また、ユニットが撃破された場合、30カウントのリペア時間を経てユニットが手札に戻ってきます。再度コストを払う事で出撃可能になります。

レーンが左右で分かれており、どちらも拠点が1つずつあり、拠点を撃破すると戦艦への攻撃が可能になります。戦艦前では両方のレーンが合流します。

PLカードのタイプ(殲滅、制圧、防衛)の相性や動きについて簡単な説明。

殲滅:敵ユニットを攻撃します。一番近くの敵ユニットをロックします。敵ユニットが近くにいない時のみ拠点や戦艦に攻撃を行います。

制圧:敵拠点、敵戦艦に向かって進み攻撃します。敵のユニットは無視します。

防衛:拠点を防衛します。防衛中は拠点へのダメージを軽減します。また、防衛中の拠点に一番近い敵ユニットをロックし攻撃します。コストを払う事で防衛拠点の変更(移動)ができます。

このようにパイロットのタイプによりユニットの基本的な動きが決定されるため、これを活かして勝利を目指します。
なお、タイプ毎のダメージに影響がある相性もありますが、ゲームプレイ時に画面に表示されてます。

ではMSカードの違いとは?

武装の射程が表記されており、メイン武装の距離で戦うように動きます。つまりメイン武装が近距離の機体なら攻撃目標に近づき、メイン武装が遠距離の機体なら離れた位置から攻撃します。
更にMSアビリティや戦術技等も記載されており攻撃する際の動きを左右するカードという感じでしょうか。

とまぁ…こんな感じですが200円入れてやってみるのが一番早いですがYouTubeで対戦動画を観るのも良いでしょう。

特徴を比較

ではアセベ、エクバ、TCGの特徴について比較していきましょう。
なるべく贔屓せずフラットな視点で書きたいですが3つともやってきた結果、自分に合ってるのがアセベなので現在メインでやってます。なのでアセベ寄りになってしまいますね…そもそもこの記事はアセベの記事だし…



コスト(金額)

はい。いきなりですがお金の話です。
やはり趣味というのはお金がかかります。
コストに関しては比較が難しいです。

というのも、やってみるだけならエクバの100円がかなり安いですし、次いでアセベの200円、TCGならタイトルによりますが500円くらいのスタートデッキがあれば1人あたりのコストを満たします。
スタートデッキで家族や友達と遊ぶくらいなら何度遊んでもプレイ料金はかからないのがTCGの強みでもありますね。

でも続けるなら?例えば店舗大会の優勝なり上位ランクを目指すなら色々と差が出てきます。

エクバ
後でも触れますが、かなり実力ゲーですし複雑なコマンド入力やゲームのセオリーの理解、超スピードでの試合進行、反射神経…とりあえず求められる技量が高すぎて、その域に達するまでかなりの金額を使う事になる場合がほとんどでしょう。
家庭版もありますがゲームセンターの最新版とは仕様が違うため、やはりゲームセンターでの練習や経験が必要です。
更に独自の操作性やゲームのセオリーの理解が必要なのに10年以上続いてるタイトルですから新規が先人達に勝つのはかなり難しい。
すると1プレイ100円で勝てば最大10回まで継続してプレイができますが、本当にいつになるんだ…いくら使うんだ…って感じ。センスや個人差も出るゲームです。
自分は数年やってきましたが季節戦で準優勝が最高です。大会参加費は季節戦は無料だったような…

後の2つと違い、バナパスカードとプレイ料金以外はコストがかかりません。


アセベ
1プレイで200円、更に10枚とはいえデッキを揃える必要がある。
ただ、複雑なコマンド入力は必要なく、セオリーを理解して他の方の優勝デッキを真似すればエクバよりも現実的かつ早めに上位ランク入り、店舗大会優勝が狙えます。
ゲームが始まって2.5年程度というのもあり、エクバよりも歴史が浅い分、追いつきやすいでしょう。
実際、私がアセベをガチでやり始めてから1ヶ月ほどで上位ランク入りし店舗大会の初優勝もできました。大会参加費は公認大会だと500円。
私は主にYouTubeで勉強しましたが、複雑なコマンド入力がない分、エクバと違ってゲームセンターに行かなくても上達に繋がる勉強ができるのも良い点。

デッキですがカードが10枚しか必要なく、次に書くTCGよりシングル価格もかなり安いためデッキのコストはそんなにかかりません。
同じナンバーのカードがデッキに入れられないため、カードがダブった場合に不要になりやすいのがシングル価格が低い要因かと思われます。ゲームの新弾排出日からどんどん現行カードの価格は下がっていきます。逆に排出期間が終わったカードは中古でしか入手できないので多少値上がりする事も。とはいえ高くて4000円〜5000円、ほとんどのカードが1000円以下や数百円程度ですのでかなり安い。

実際に初優勝の時のデッキの価格は当時価格で15000円〜2万円くらいだった記憶。
当時では高めのデッキでしたね。

当時のデッキ。YouTubeの動画の真似をしました。


TCG
プレイ料金自体は0です!
ただ、大会参加費は数百円〜1000円ほど。個人主催の非公式大会等では商品が豪華な都合上、2000円ほどの参加費の場合も。

TCGはデッキのコストがそのまま主なコストと言っていいでしょう。
なので遊ぶタイトルにもよります。シングル価格に左右されますね。

自分が主にやってたタイトルの話で書きますと
自分が初優勝できたタイミングは大会初出場の時です。初出場にして初優勝。人数が少なかった訳ではなく10数名いましたね。
後で書きますがTCGの良さに運要素が大きいという点と他タイトルからセオリーの流用ができる点があります。ルールが似たようなタイトルが多いですし。子供の頃にやってたタイトルとルールが似てたのでセオリーを知ってる状態でスタートできて即優勝できました。
とりあえず、前の2つよりかなり優勝のハードルは低いと思います。

そのタイトルでの当時のデッキの価格は25000円〜30000円くらいだったかな。

TCGはデッキの枚数が40枚〜60枚ほど必要で、同じカードが2枚〜4枚必要なタイトルがほとんどです。
1枚5000円〜8000円ほどのカードを4枚ほど使用し、それ以外にも2000〜3000のカードを4枚使用したりとタイトルやタイトル内のデッキの種類にもよりますがかなりの金額になる事も。2000円くらいのデッキが強い場合もありますが。
カード1枚あたりが数十円〜数百円だとしても枚数が多い都合上、メルカリでセットで買うなり買い物も上手くないとかなりの金額になりやすいです。


とまぁ…こんな感じ。
エクバやアセベは店舗大会よりもオンラインのランクマッチが主戦場ですし、TCGも最近はスマホやPCを使用してオンラインで遊ぶ事も増えましたし、どのゲームも勝つ事だけが全てではありませんからね。
とはいえゲームをガチで遊びつくしたい時に必要となってくるコストの話でした。



ゲームのとっつきやすさ

個人的にアセベ→TCG→エクバの順番でとっつきやすいかなと。
アセベの魅力で大きい部分だと思います!

エクバ
先にも多少書いたように他のゲーム…例えばFPSのシューティングゲームや格ゲー、レースゲームなんかと全く違うゲームのため技術の流用ができず、更には独自かつ複雑な入力や状況判断、ゲームスピード等、かなりの技量を求められる割に10年以上続いてるため上級者との差が…
cpu戦モードもありますが対人戦とは全く違うルールのため参考にならず機体操作の練習という意味が強いです。
更にオンラインで問題のサブカードによる初心者狩りも多い。

何より、このゲームは2対2で戦うように設計されているため、本当に楽しみたいなら固定相方が必要です!しかも同じくらいの実力でないと双方とも楽しめませんし…
1人でオンラインに潜るシャッフルも良いんですが…詳しくは書きませんがコスト事故もあり、本当に楽しみたいなら固定推奨。

自分が最近エクバをやる事が減ったのが固定相方の友達が仕事で他県へ引っ越したため。

とはいえ対戦相手を用意しなくていいのでふらっとゲーセンに行って遊ぶ事はできる。

TCG
複雑な操作は必要ありません!
しかしゲームの進行を自分と相手で行う必要があります。つまり対戦相手が必要ですし双方ともルールを覚えている必要があります。

まず対戦相手が必要というのがアセベやエクバと大きく違うところ。一緒に遊ぶ友達がいなければ店舗大会やオンラインで募集というのが一般的でしょうか。
そして対戦相手との間に機械を挟まずに直接戦う訳ですからコミュニケーション能力、人間性やマナーが重要となってきます。対人トラブルも発生しやすい。SNSで対戦相手のマナーや不正についてのトラブル報告は大会が行われやすい週末だと毎週のように流れてきますね…
直接会って対戦するゲームなので身だしなみが指摘されやすいですし、一部の凄まじい人達のせいですがカドショは臭いとかカードゲーマーは身だしなみが…といった悪いイメージがついちゃってます。

更にルールを覚えてないとゲームが進行すらしません。アセベやエクバは…まぁルールを知らなくても機械や対戦相手の機体が勝手に動いてくれます。なので最悪タイムアップや撃破、撃墜によりゲームが終了しますが、極端な話、TCGは双方ともルールを知らない場合どちらかが「終わりますか?」と聞かなければゲームを終える事もできません。

とはいえルールを覚えて対戦相手さえ確保すれば試合自体にはお金もかかりませんし、家族や友達の間で遊ぶ分にはものすごくとっつきやすいかなと。
そういう意味でも対戦相手の確保が一番難しいポイントですね。
対戦相手を求めて大会に行く場合、指定された時間に集合する必要があるためふらっとやりたい時に遊べる訳ではない。オンライン大会の場合は不正もよく聞くのでガチで対戦したいってよりは自分のデッキを回してみる、相手と楽しんでゲームをするといった程度で考えた方がいいです。

あとは当然ですがデッキが無いと遊べません。
多くのTCGでスタートデッキがメーカーから用意されているかと思うので、基本的にそれを買えば対戦できますね。
ただ、カスタムするという点では複数枚、同じカードを集めなければデッキの強化に繋がらない場合が多い点が難点でしょうか。シングルで買えば確実ですが、パックを開封した際に目当てのカードが出るとは限りませんし、気合いを入れてブースターパックを1ボックス買っても必要枚数が揃わずにガッカリする事も…
パック開封はTCGの醍醐味だと思うんですけど、初心者の頃ってそういう難点が分かりませんからね。

複雑な操作が必要なくルールが似たようなタイトルがほとんどなので勝ち方やルールの覚えやすさ等、他のタイトルから流れてきた場合はかなりとっつきやすいです。
また、使用可能カードが発売日等で区分けされたレギュレーションがあったり、インフレさせる事により初心者でも古参プレイヤーに追いつきやすいように企業が工夫している事も多いです。


アセベ

複雑な操作…必要無し!
ルールを覚える…必要無し!
対戦相手の確保…必要無し!

かなり始めやすいです!
チュートリアルで行うようにユニットを出撃させればオートで戦闘してくれます。それにMSアビリティや戦術技等の操作を加えて勝利を目指すので、セオリーやルールを知らなくてもユニットを出すだけでゲームが進行します。最悪タイムアップで敗北するだけ。

エクバとは違い1対1で戦うゲームシステムなので相方を見つける必要がなく、シャッフルでのコスト事故もありません。

更に、サブカを使用しているプレイヤーも少ない印象です。
これはゲーム内で多少の育成要素があり、機体やパイロットのステータスが微増します。本当に微増ですがガチでやるプレイヤーからは無視できない数値。とはいえ初心者間の対戦では勝敗に全く関係しないレベルの微増です。
この育成要素は対人ゲーの長年の課題のサブカ対策として公式が考えたものなのかな?と思います。
かなりプレイを重ねないと数値が増えませんから私としてはサブカ使うよりは本カの育成に回したいですね。

また、アセベのカードを持ってなくても店舗のアセベ筐体付近のリザボと呼ばれてる不要カードを入れるスペースからカードを貰ってテキトーに遊んでみるのも良いでしょう。リザボを置いてない店舗もありますが。
カードがなくてもゲーム内でユニットをレンタルできるので手ぶらでも可能っちゃあ可能。
オンラインの対人戦にしろcpu戦にしろ対戦相手や一緒にプレイする人の確保がいらないので、ふらっとゲーセンに行けば遊べます。

とりあえず200円を1プレイでカードが1枚出てきますので気軽にやってみるか〜というのが可能です。

TCGとは違って同じカードNo.はデッキに入れられないという一見デメリットにも見える点はメリットでもあります。
それは同じカードが不要という事で、初めのうちは筐体から排出されたカードは即戦力という事です。同じカードを揃えなくても戦力になってくれるのですぐに楽しめますね。
原作通りに機体とパイロットを揃える必要もありません。手持ちのカードで自由に編成してみましょう。

たぶんアセベの存在を知っててもなかなかプレイしてみようとか思わないところって「デッキ揃えないといけないんでしょ?ゲーム難しそう…」というところが心配なポイントでしょうが、全く心配ありません。本当にかなりとっつきやすいゲームです!

ランクマッチも最初のうちはcpu戦ですし、対戦数をこなしてランクが上がるまでにある程度の流れはつかめるでしょう。

私がアセベを最初やってみた時は5体のユニットをオートバトルとはいえ操作する訳ですから、わちゃわちゃしててよく分からんwって感じでしたが
複雑な操作もなくルールを覚える必要もなかったので「なんか知らんけど勝った!」って感じで楽しかったです。
最初はcpuがかなり弱いですからね。
初日はcpu戦ばかりだったかと思いますが全勝でした。友達からカードを貰ってスタートできたという点もありますが。

そうやって初心者でも手軽に勝利体験を得られて楽しめるように設計されてるのは素晴らしいところ。
エクバのcpu戦はブーストダッシュすらできない初心者だと負ける可能性もありますからね。

また、ゲームが始まって2.5年ですのでエクバより古参プレイヤーに追いつきやすいです。
更にカードパワーをインフレさせるゲームのため、初心者が始めた時に排出されているカードが現在の環境で最も強いという事が起こりやすく、古参プレイヤーとの差が縮めやすくなっています。

とりあえずやってみましょ〜


ガチ目線

さて、入り口の特徴の違いについて書きましたが、やっていくと見えてくる、どんなゲームかについて書いていきます。
ここで私なりの解釈ですが噛み合いと運は違います。

噛み合い

運と同一視されやすいが思考が存在するもの。
例えば対戦ゲームにおいてキャラやデッキの相性は当然ありますが、勝てると思って選択した訳ですよね?それは相手も同じ事。
また、格ゲーなんかで相手が次にこの行動を選択してくると読んだ上での結果。お互いの思考や選択が噛み合いった上での結果。
なお、入力ミスについても結局は入力した通りに動くため噛み合いである。
つまり他の選択の余地もあったが結果的に生じてしまった運の要素。


思考が存在しない純粋な運の要素。
サイコロをふる、ルーレット、カードをシャッフルして配られたカード…
もう本当に自分ではどうしようも無い運の事。

運と言っても噛み合いと運では違いがあるという前提で書いていきます。

エクバ
格ゲーなんかに近くてかなりストイックなゲームで本当に実力が出るゲームです。
全ての動きを入力しないといけないので難易度が高く、相方との連携が必要。
とはいえ2対2のゲームなので自分だけの力で勝つ事はできず、俺だけの力で勝った!俺つえ〜!という気分を味わいたいなら少し違うかな…
噛み合いはあっても運はありません。
各ペアの機体相性もありますが、実力差があれば問題ではありません。それくらい実力主義のゲーム。
かなり敷居が高いですが2体2のゲームという都合上、固定相方と勝った時は本当に楽しいですし、全国大会出場者達を見ていると、かなり練習したでしょうから本当に青春だな〜って思います。
アーケードゲームとしてはかなり長寿のタイトルで、本当に奥が深くて楽しいゲームです。敷居の高さがありつつも楽しいから続いてますし、私も今でもちょくちょくやってます。

アセベ
実力がかなり出るゲームでストイックな部類。とはいえ基本オートバトルですので動きの全てを入力しないといけないエクバよりはまだ楽な方。
1対1のゲームなので自分の力だけで戦います。俺つえ〜が味わえますw
一応、オートバトル特有のランダムで起こる回避行動やどちらのプレイヤーの行動が先に反映されたかという噛み合いの要素、運要素もありますがアクセント程度。
ゲームにカードを使いますが、TCGと違って山札がなく手札と場のみで戦うゲームなのでTCGとは違って引きの運要素が無い。ここが個人的に最も好きなポイント。
将棋のようにプレイヤーが最初から扱える駒の選択肢を全て握れている状態です。
デッキ相性もありますが、そこは噛み合いの要素。実力差があれば問題ありません。

TCG
ほとんどのタイトルのルールに手札と山札が分かれていると書いているため、プレイの選択肢は手札に引けたカードの中のみであると言えるでしょう。
また、その手札もランダムに選ばれた数枚のカードですので純粋な運の要素が強いゲームです。
これは将棋とは違い、プレイヤーは扱える駒の選択肢を一部しか握れていないという事です。

環境を読み40〜60枚のカードを使用してデッキを考えたり他の方のデッキを真似して戦いますのでデッキの作成や選択が楽しさや勝敗の要因として大きいのかなと。とはいえやはり引き運による事故も起こるので運要素…
また、ゲーム進行を自分と相手で行うため、ルールや処理についてどれだけ知っているか、どれだけミスをしないかという面で実力の違いが出てきます。ただ、そういう実力差があっても事故により実力が上の人が負ける事も多発します。
実力が下の人のデッキがブン回って一方的に勝つ事も。それが良さでもありますが。
また、競技プレイヤーとして楽しんでいた人が少しでも競技環境から離れた場合、競技プレイヤーとしての復帰が難しいです。
カードの効果処理やゲームの進行をプレイヤー間で行う必要があるためです。

このように対戦ゲームではありますが、運要素が強いゲームですので自分でデッキをカスタムできるという点を除けば人生ゲームやトランプなんかのゲームに近く、コミュニケーション目的でゲームをプレイするのも良いのかなと思います。
店舗大会もあるため競技として向き合う方もいますが。


…とまぁガチ目線で考えるとTCGは他2つより運要素が強いゲームですね。
初心者でも運次第で上級者に勝てるというのが良いところでもありますし、優劣の話ではなく方向の違いだと思います。


ゲームのプレイ環境

さて、ゲームをする上での環境の話。
ここではまとめて書きます。アセベとエクバではゲームセンターでのプレイになりますね。
エクバの過去作は家庭でもプレイできますが。

ゲームセンターに行かなければエクバ最新作もアセベも遊べません。
それに対してTCGはスペースさえあればどこでもプレイできます。

ここの手軽さではTCGの圧勝かな…対戦相手さえ確保できれば。友達や家族とできる方は最高ですね!自分は近所にはいなかった…

また、ゲームセンターにお金とバナパスを持ってほぼ手ぶらで行ってもプレイができるエクバと違ってアセベはデッキを持たなければいけませんからね。

更にオンライン回線問題。
アセベの方がエクバより回線が切れやすい気がします。店舗によるでしょうが回線切れ報告がSNSでも多いのでエクバより切れやすいと言っていいでしょう。

そういう意味でゲーム環境についてアセベは少し劣る面があると言えるでしょうね。回線については死活問題ですので公式様なんとかしてください。


比較の最後として所有欲

ここもまとめて書きます。
TCGとアセベの話になりますね。エクバは全国大会やキャンペーンくらいしかグッズ入手の機会がありません。

TCGもアセベもトレーディングカードとしての要素が強いゲームです。トレカは今でこそ対戦できて当たり前ですが対戦できないトレカもありますからね。…ブロマイド(死語)

また、一般的なTCGと、アセベを含めたデータカードではゲームの内容以外にもカード自体に特徴の違いがあります。


デジモンカード。TCGの一例。

まずTCGですが、データカードとの違いとして山札と手札が分かれていてシャッフルによりランダムで手札を用意するという都合上、裏面のデザインを統一し裏面から判別できないようにする必要があります。
つまりカードの表面にテキストを記載する必要があり、カードの表面の面積の半分くらいはテキストになりやすいです。
絵違いやフレームを飛び出した特別版のイラストであってもそこはどうしても避けられません。


アセベ。左が絵違い。カードナンバーは同じ。

一方でアセベを含めたデータカードだと、山札がなくシャッフルの必要もありませんからテキストを裏面に記載する事ができます。

裏面。

なので極端な話、表面はイラストのみにする事が可能です。一切問題ありません。アセベのカードは表面がほぼイラストですよね。絵違いだと特に。

これを活かしている点がアセベのカード単体での魅力だと思います。
イラストがテキストに邪魔されないって点はイラストやカードの加工を楽しめる魅力ですよね。


…とまぁカード単体の特徴の違いの話。
次にカード価格の話。

アセベのカードが安いと上の方でも書いてますが、これは始めやすいメリットでもありますが、カードの資産価値が低いとも言えます。
現在ではだいぶ落ち着きましたが、一昔前のポケカ投資等というカードで儲けたいという事についてはデータカードであるアセベは全く向いてません。

そもそも筐体が無いと遊べないため、サービス終了すればデータカードは遊ぶ事ができずカードの価値も暴落します。特別な記念品カードやサイン入りカード、イラストが良いカードは値がつくでしょうが、通常排出のカードだと望みは薄いですね。

高いカードを所有したい、所有する事で自慢できる、所有欲を満たしてくれる!という点ではTCGの圧勝でしょう。

そのせいで買い占めや新弾発売日は争奪戦になる等の弊害もありますが…


続いて
少し脱線しますが、そもそもアーセナルベースってゲームプレイ中はカードである必要がないんですよ。
シャッフルしないしカード自体を動かしたりもしませんからね。カードスロットにセットして読み込めばスロットから外しても問題ありません。
ローダーに入れておけばカードが傷つかないメリットはありますけどね。

ではアセベがカードを使う意味って…筐体内データだけではいけないのか?手ぶらでゲーセン行けるし。

うーん、そう言われると否定はできないですね。

ただ、現物のカードがある事が魅力に繋がっているとは言えるかと思います。

これはTCGもデータカードも共通の魅力だと思うんですが、「自分が所有している物で遊べる」これがトランプや人生ゲーム、将棋や囲碁、レースゲームや格ゲーやエクバなんかの共用の物を使用する遊びには無い魅力だと思います。

古くから自分のカブトムシやクワガタムシを戦わせたり、闘鶏や沖縄の闘牛など、動物愛護の面ではダメですが娯楽として確かに存在してきた文化と同じ魅力でしょう。

自分のモノが強い!勝った!

そういう風に所有しているモノを戦わせて勝った場合には愛着もわきやすいですよね。
これはマイカーやマイバイクでのドライブやツーリングにも言えますね。交通機関の利用やレンタルや運転を代行して貰った場合とは違います。


そういう点がアセベの魅力にも繋がっていると考えます。

TCGもアセベも
友達から貰ったカード、友達とパック開封した際に出たレアカード、初めてのゲームプレイ時に排出されたカード等、現物があるからこそ思い出になりやすいという面はあると思います。

しかも現物のカードなので飾れます。
イラストを含めたカード単体で遊ぶゲームを選ぶのも良いと思います。なんならゲームやらなくてコレクションだけでも。

そういう所有欲についてはこの記事だとエクバには無い魅力ですね。いやまぁ全国大会出場レベルになるとトロフィーやら貰えるんですが…
とまぁ所有欲についてでした。



…これくらい特徴の違いを書いていたので、そろそろ自分にはどのゲームが向いてそうか分かってきた頃かと思います。
どのゲームやろうか迷ってる方の参考になったなら幸いです。
ひとまず、読んでくれてありがとうございます。

アセベを選んでくれた方はXの方で気軽にフォローしたり絡んできてください。ゲームの分からない事があれば質問してください。分かる範囲で答えます。

アセベの上達について

これまで比較ばかりでしたが、既にアセベを楽しんでいる方向けにも書いていきます。

どのゲームにもエンジョイ、ガチというように層やプレイヤーの意識が分かれる現象はあるかと思います。
ただ、エンジョイと言っても幅が広く、何を目的に楽しんでいるのか本当に人それぞれだと思います。なのでここではガチでやっていきたい人向け書いていきます。
アセベの師匠が身近にいればスムーズに上達できるかと思いますが、今回は師匠がいない場合について書いていきます。

実際にガチでやると決めてから取り組んだ事、意識した事や振り返りを書いていきます。私もYouTubeを観て勉強したので師匠がいない場合の参考になればと思います。
なお、ここでの目標はガンダムランク到達とします。

まず、ガチでやり始めてこれまでと変えた点は、使用するデッキタイプを311に絞りました。
この数字は殲滅3機、制圧1機、防衛1機というデッキのユニットの数を示しています。
221だと殲滅2機、制圧2機、防衛1機になります。


それまではYouTubeやXで初心者向けとオススメされる事が多かった221を使用していました。221と311が初心者にオススメされる事が多いデッキタイプかと思います。
最初の店舗大会でも221を使用しましたが初戦敗退。その日の優勝者が311を使っていたので優勝者の動きと編成を覚えている大会後にすぐ10戦ほど同じ編成を使ってランクマッチをプレイしました。

それから311ばかり使ってYouTubeで勉強しつつゲーセンに通う頻度を上げていきガンダムランクに到達。

その後の2度目の店舗大会にて初優勝。

優勝した後に思ったのが311に変えて本当に良かったと思います。
221は確かに色んなデッキタイプに対応しやすいバランスの良いデッキですが、基本ができていないと勝つのが難しいデッキかなと思います。

実は私の場合、アセベを始めたての頃に「このゲームの才能ねぇな〜w」って自分で思っていました。
今何が起こってるのか把握できずに目まぐるしく変化する戦場の情報に溺れているような感覚でした。

そのような自分が221を使っていた訳です。
そこで311を使ってみると311の良さに気づいた点があります。
それは場持ちの良さです。制圧はタイプ相性により敵の防衛から大ダメージを受けるため、早く落とされてしまいます。
殲滅はそのようなタイプ毎の弱点が無いため落とされにくいです。

つまり試合を通してのリペアの回数が減ることで、次に何をするかを考えたり状況の把握に脳のリソースを回しやすくなります。

自分が才能が無いと思った部分の応急処置ができた訳です。

これは初心者にデッキタイプでオススメを伝える際にも意識したい部分です。
221を最初のうちから扱えて理解できるような頭の回転が良い人もいれば、最初は311を使用して少しゆっくりした試合展開で着実に覚えていく方が合っている人もいるのかなと思いました。

今では221を使用できるようになり、2度目の店舗大会優勝の際は221を使用しました。
初心者には221と311どちらも使ってみて、まずは自分に合っていそうな編成を決めてから、その編成ばかりを使用してゲームの基本的な動きや流れ、勝ち方を学んでいくのがオススメです。

対戦環境やデッキタイプの相性ももちろんありますし、現在強いデッキタイプがほぼ固定されているような環境もありましたが、まずは自分の使用するデッキの動きをある程度マスターしない事にはこのゲームの上達スピードは遅いままだったり停滞してしまうかと思います。

さて、ではどのようにマスターしていくのか。
上級者達のYouTubeの動画を観て動きを覚えた際に意識した事を書いていきます。
初心者向けと書いてある動画はある程度観た後という状態で、更に伸びるためにオススメのポイントです。

動画の種類ですが再生時間10分ほどの動画で1試合のみ紹介された動画よりは1時間を超える配信動画の方がオススメです。
配信者がアーカイブを残してくれている動画を観る形です。もちろんリアルタイムの配信を観るのも良いでしょう。
比較的最近の動画を観ましょう。インフレや仕様変更により過去の動画では戦い方が通用しない場合があります。

配信動画の良いポイントは1つのデッキを何試合も使ってくれるという点です。
そのデッキのハイレベルな動きを見れますし、負けた試合も見れます。
1つのデッキで様々な対面との試合を見れる訳ですから、このデッキを使用した場合、相手がこのデッキの場合はこういう風に動く。こういう動きをしてきたら、こういう対処をする。というように勉強する事ができます。

実際、私が初優勝した大会の直前も311に絞って配信者の動画を観て動きを完コピするイメージで覚えるように努力しました。デッキも真似しましたね。
この段階の実力の時に自分の個性を出す必要は無いと考えていました。
動きを完コピしてパターンとして覚える。本当に理解はしていなかったかもしれませんが、まずは真似して後から理解していこうと考えました。

私も始めての大会で1回戦敗退した時からそうでしたが、初心者が本当に上達したいと思うなら上級者のデッキや動きをどんどん真似した方が良いと思います。
TCGから入った人は他人のデッキを真似する事に抵抗がある方が多いかと思いますが、早く上達したいなら真似一択ですね。
そもそもアセベは10枚のカードの組み合わせでデッキを組むので似たようなデッキと遭遇する事が非常に多いです。ハッキリ言ってデッキの起源を主張するのは不毛です。
TCGがデッキ構築や選択に実力と呼ばれる大部分をしめるのに対してアセベはプレイ内容が実力の大部分をしめるゲームです。最も、環境で通用するレベルのデッキを使用していればですが。

上の方でも書きましたが、ある程度の実力差があればデッキの相性を無視して勝つ事ができます。
引きの運要素もありませんし。

なのでデッキを真似する事を拒否するなら上達スピードがかなり遅くなると理解しましょう。
ゲームの楽しさは上達や勝つ事だけではないですが、ガチ目線だとそうなります。

オリジナルデッキで上達していきたい方はデッキのコストに注意しましょう。コストさえ上級者のデッキと合わせていけば動きも真似しやすいです。
そうするとリンクアビリティを組むのも少し大変になってきますが…
やはり上級者は意味のある編成を考えていますので。

デッキも真似して動きも本当にマスターしたならガンダムランクに到達しているかと思います。
あとはどれだけミスをしないか、ゲームの理解度の勝負になっていくかと思いますので。
分からない事があればXで気軽に質問してください。一緒に更に上を目指しましょう。

経歴

その時に考えていた事も書いていきます。

ゲームを始めた順番はTCG→エクバ→アセベの順。

小学生〜高校生の頃
TCGのみ。小学生の頃、遊戯王はルールを知らずにカードだけ持っててアニメっぽくブルーアイズ出して遊んでた程度。
小学校高学年でデュエマを開始。
中学生でデュエマの大会にも出てみるがガチではない。一旦引退。
高校生の頃、歳下の従兄弟や弟がデュエマをやってたので家族間でのみデュエマで遊ぶ。大会には出ない。

高校卒業後
短大のうち一年のみデュエマをやってて大会にも出てみた。多少ガチでやった。準優勝止まり。サイキック編をやってたが露骨なサイキックメタが刷られた事で白けて引退。これにて一旦はTCG引退。

社会人
エクバを始めてみる。
家庭版エクバをやってみてハマったのでフルブーストをやってみた。ゲーム終盤だったと思う。
エクバ2の店舗大会季節戦にて準優勝。
その時の固定相方が引っ越したため、プレイ頻度は減ったが現在もエクバは継続中。

デジモンカードにて約10年ぶりにTCG復帰。
前にやってたデュエマとルールが似ているため覚えやすく、デジカを始めて2週間後の初出場の店舗大会で優勝。非公式のBOX争奪戦だったため人数が多かった。そこから4連続で優勝。初心者無双。デッキは友達にほぼ教えて貰って必要パーツ買いまくった。
それから2〜3年ほど続けたが住んでいる県では累計では優勝数が一番多かった。2番目の人の倍以上。最強とかいうのは定義づけが難しいが優勝が多かったのは事実。少なくとも自分から最強を名乗った事はない。
全国大会に視野を向け始め、本質的なところを勉強したいと思い、ワンピースやユニオンアリーナという他のタイトルも触ってみて大会にも出るように。
また、ボードゲームも体験、見学程度だが2回ほど参加した。とりあえず知見や視野を広げたかった。

約1年前
アーセナルベースを開始。シーズンはLX3だった。
LX3はレジェンドランクで終了。配布キャンペーンカードのダブルオー組が本当に強くて初心者でもそこそこ勝てた。
LX4で好きな機体やキャラが出るのが確定したため、少しずつ高額なカードを揃えるように。と言っても他のTCGよりかなり安いが。
この頃にはTCGの運要素が強い点が気になりだし、これまでの自分の勝利も運のおかげだったと考えるように。また、住んでいる地域による格差も気になりだした。


LX4開始
友達とアセベの店舗大会に出てみる事に。1回戦敗退。
優勝者のプレイを見て実力の違いを実感するとともに感動し、アセベをガチでやる事を決意。
ガンダムランク入りと店舗大会優勝を目標とする。

ガチでやり始めて1ヶ月
再び店舗大会へ。優勝。マジで嬉しかった。
1回戦、2回戦は不利対面、3回戦と決勝戦はミラーかつ自分よりランクが上の方。
3回戦は前回の優勝者だったため本当に嬉しかった。


現在
それからアセベはもう一度、店舗大会優勝ができた。私の住んでいる地域では店舗大会が数ヶ月に一度しか開催されない。
計4度出場して2回優勝できたなら上出来だろう。
初優勝から毎シーズン、ガンダムランク入りをしていますが執筆時には最高でガン2。※2024年10月20にてガン1になりました。
アセベを知らない人にどれくらいの実力なの?って説明すると「上の中」くらいかな。

TCGの方は上でも書いたが運要素が強いという点が気になり、結果的にやめる事に。
TCGをやっていた頃はどれだけ頑張っても結局は運ゲーだという点をなかなか認めたくなかったが、ボードゲームやアセベ等の他のゲームを経験したり知る事で認めてしまった。
特に対戦型ボードゲームを見学した際に、攻撃時にサイコロをふって出た目で攻撃の命中やダメージが変化するというルールがTCGの引きの運要素と重なってしまい、TCGが運ゲーであると認めてしまった。

趣味はお金も時間も使うため人生において大きな割合をしめると思う。そこでかなり運に左右される趣味を本気で続けていく気にはなれなかった。
友達とTCGをする時間は楽しかったが、これまでの自分の性格上、趣味はエンジョイ目的よりもガチでやる方が好きだったため。

エクバもプレイ頻度が減り、TCGはやめたので最近はアセベばっかです。
このゲーム本当に楽しい。神ゲー。

終わり

読んでくれてありがとうございます。
何か参考になれば執筆した時間が報われます。
この記事はXの方で宣伝しますが、そちらに訂正の提案があればコメントお願いします。

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