ネットウォッチャーHagex氏刺殺事件まとめ。容疑者は「低能先生」か?
6月24日8時ごろ、福岡市中央区の旧大名小学校で男性が刺されているのが発見され、病院で死亡が確認されました。その後の報道や状況、被害者の実名が出たことからネットウォッチャーのHagex氏であることがわかりました。
Hagex氏確定までの流れ
24日20時ごろ、IT関連のセミナー講師が刺され、死亡が確認される。
事件の場所は福岡市の旧大名小学校。官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」として運営されており、事件当時はHagex氏のネットウォッチ勉強会「かもめ」が開催されていました。
「ネットウォッチ勉強会」2回目は福岡
24日23時20分、容疑者の40代男が出頭(福岡の男性刺殺で40代男が出頭 - 共同通信)。
25日未明、読売新聞が被害者の実名を報道。被害者がHagexさんであることが確定。
セミナー参加者が被害者の顔写真を確認し、「登壇していたHagexさんだ」とブログに追記。
西日本新聞社会部がTwitter上で、同日行われていたセミナー参加者への取材依頼をツイート。件のセミナーがネットウォッチ勉強会「かもめ」であることも確定。
犯行動機はネット上のトラブル
Hagex氏は日本大学理事長のヤクザとのつながりを世に広める記事を公開しており、報道当初はこれが原因ではないかと言われていました(一部ではHagex氏がよく突っ込みを入れているインフルエンサーのファンの犯行とも)。
しかし、出頭した容疑者は「ネット上でトラブルがあった」と供述しています。
はてなの荒らし「低能先生(通称)」の犯行?
トラブルの相手ははてなで荒らし活動をしていた「低能先生(通称)」ではないかとみられています。
彼らしき人間がはてなブログの匿名ダイアリーに犯行声明のようなものを投稿しているためです。
この匿名日記の投稿時は容疑者が「42歳」であることは分かっていませんでした。
また、投稿の約30分後に実際に出頭していることから、投稿したのが容疑者本人である可能性はかなり高いとみられます。
容疑者はセミナーに参加せず
セミナーの開催を狙っての犯行ですが、容疑者自身はセミナーに参加せず、校舎内で待ち伏せしていたとのことです。
低能先生とは?
低能先生とは、運営会社にアカウントを停止されるため頻繁にアカウントを変更しながらブロガー(はてなユーザー)に対して、「死ね」や「低能」などの罵詈雑言を投げかけていた「荒らし」です。
アカウント名にパターンなどもないため決まった名前がなく、その発言から「低能先生」と呼ばれるようになりました。
Hagex氏はこの低能先生による被害状況を紹介するブログを書いており、これが犯行を引き起こしたとも言われていますが、今のところはわかりません。
全文を読めばわかりますが、荒らしを煽っているわけではなく、ただ状況を説明しているだけです。
これが原因になったというよりは、「容疑者の住んでいる地域にはてなブログ界隈での有名人がきたため犯行に及んだ」という理由の方がまだしっくりときます。
いずれにせよ犯行動機の詳細はまだわかりません。
Hagex氏が「低能先生」と煽っていたわけではない
一部のトレンドブログでHagex氏が容疑者を「低能先生」と煽っており、それがトラブルの発端になったなどと書かれていますが、「低能先生」とは「名前がないため2017年あたりからそう呼ばれるようになった」だけであり、Hagex氏が煽っていたわけではありません。
Hagex氏が低能先生についてブログで触れたのは確認できるだけで2件です。
前者は低能先生による荒らし行為への被害報告、後者はイケダハヤト氏への煽り材料として利用されていました。
後者は「煽りかな?」と思わなくもないですが、これが殺される原因になるとは到底考えられません。
Hagex氏刺殺事件に言及しているブログ記事
セミナー参加者によるもの
知人によるもの
その他
Hagexさんの著書
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