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福岡ライター交流会 vol.4 レポート 2019年10月21日

コンテンツ・メーカー(編集プロダクション)『ノオト』主催による「福岡ライター交流会 vol.4」に参加したのでそのレポートです。
「福岡ライター交流会 vol.4」 には『ノオト』の社員11名が参加しており、各社員のちょっとした挨拶だけで20分くらいが経過するという意味のわからなさ(褒めてる)。

福岡で東京の編プロの声が聞ける機会は滅多にないため、重要だと感じたところを忘れないうちにまとめておきます。
鉄は熱いうちに打て。文章は取材したその日に書け。リライトは明日でいい。パッションが大事なんだよ!!!(持論)

1.どうやってライターを探しているのか?

地方ライターとして気になるのはこれ。俺を見つけてくれ。自分に仕事をください。
じゃ、『ノオト』はどうやってライターを探しているのか?

方法は2つ。

1つは「ライター交流会」などの出会い。人からの紹介など。こういう場に出てくるのが大事なんだよキミタチ(誰だよ)。

もう1つは「地域名 ライター」での検索。たとえばボクの住んでいる福岡だったら「福岡 ライター」で検索。
そこから見つかった人の名前でTwitterやWebで検索。良さそうな人だったら連絡するという流れ。

発見としては「行動範囲がわかると良い」という編集者側の意見。
ボクは福岡で活動してるけど、福岡、佐賀、熊本なら余裕。長崎、山口も行ける。宮崎、鹿児島は一泊仕事になるのでちょっと経費がかさむけど、べつに行けないことはないかなという感じ。
でもこれは編集者にはわからない。だから最初からポートフォリオに書いておくと大変助かるという話。
遠方取材もokな人は書いておくと良さそう。

2.実績がないライターはどうしたらいいの?

ポートフォリオは「実績がわかるのが一番」という話だった。
じゃ、実績がないライターはどうしたらいいのか?

『ノオト』の例としては、とある社員の面接に応募してきたとき、その社員が友人の漫画家にインタビューしてきた文章を出してきたという。
もちろん初心者の記事なので赤を入れるところはあるものの、頑張りやセンスがわかったので採用を決めたそうだ。
実績がないライターはとりあえず自分でインタビューをやる、ブログを作ることから始めるのが良い。

インタビューをやらなければいけない理由は、こたつライターが死ぬほど余っている現状からだと思う。
ライターやってきて、今後も続けたいのであればインタビュアーとしてキャリアを詰むのは必須(これはボクの意見)。恥ずかしがってないでやるべし。

3.ツイッターに余計なことを書くな

締切がヤバい」とか「死にたい」とか書くな。編集者も不安になる。書くな。絶対だぞ!!!

4.編集者からみて仕事を頼みやすいライターは?

ホウレンソウをちゃんとしてくれる人。

とくに最初の仕事だとすり合わせが必要なので、しつこいくらい確認してきてくれると安心できる。
レスが早いとありがたいという話もあった。これはボクもやってます。即レスだと相手が助かるのもあるけど、「あれ、返信しないといけないとなー」というタスクがたまらなくなるので精神的に良い。おすすめ。

一緒に記事を作ってくれる人

言われたことをやるだけではなく、記事をより良くするためにどうしたらいいかというアイデアをくれるライターさんだと長く付き合える。
なんでも「はいはい」言うと不安になる。わかってないのにわかってるフリは駄目。安心できない。

という話。これは編集者としての目線も必要なので、駆け出しには難しいかも。
でも駆け出しでも意見出せ。間違ってても恥にならない。それは意欲として取られる。恥として取るような編プロとは付き合わなくて良いと思う。

5.仕事をリピートしたくなるライターは?

1回の仕事で切ることはないが、2、3回やって同じミスや何も変わらないようだとその後の面白み(継続性という意味だと思う)がないため切るとのこと。
逆に編集者がオーダーした以上のことを返してくれる人には次からまたお願いしたい。

要するに5万円の仕事振って5万円以上の価値を返してくれるライターにはまた仕事を頼みたくなるということ。
安売りしろという意味ではない。もらった以上の価値を返せ。それが次につながる。結果としてまたお金になる。

あと返事をすぐに返してくれない、期間が空くライターもつらいという話。
即レスするんだ!
「いまちょっと返事できません」でも良い。即レスしろ!!

6.いまとは違う専門性を作るにはどうしたら?

いまやってる仕事とは違う専門性を作るにはどうしたら良いか? という質問。
答えは資格を取る、もしくはブログを書く。

例えばファイナンシャル・プランナーの資格を持っているなら金融系の仕事を頼みやすい。
持ってなくてもブログで書きまくっていれば詳しいことがわかるので頼みやすい。

目に見える成果を出しておけということ。
資格はすぐにわかる。ブログも読めば取材できるとわかる。
ただ「俺、アレ詳しいんですよ~」と言ってるだけなのは「あれおれ詐欺」にもなるので、きちんと目に見える実績を積むことが大事。

7.変な経歴があるんだけど書いた方がいい? 書かないほうがいい?

質問コーナー。「経歴にちょっとおかしいのがあるんだけど書いた方がいいっすかね?」という話。

答えとしては「そのジャンルの仕事が欲しいなら書け」。

よっぽどすごい犯罪など法に触れないかぎりはだいたいプラスになる。
例としては「ナンパ命」というライターの話が出ていた。
ナンパも仕事になる。……なるのか?

8.SNSのブランディングどうしたらいいですか?

質問コーナーその2。「SNSのアカウントで趣味の話しかしてないんですけど、どうしたらいいですか? もっとブランディングした方がいいですか?」という話。

答えは同じ。「そのジャンルの仕事が欲しいなら書け」。

趣味の仕事が欲しいならそのままライター名で書き続ける。いらないなら別垢にした方が良さそう。

もうひとつの視点として、ネットで拡散される必要があるかないか。
拡散が必要であればフォロワーを増やした方がいい→ブランディング戦略。
いらないなら趣味で突っ走って良いのではないか。

Twitterでの検索時に「得意分野 ライター」で探すこともある。
「猫 ライター」で仕事がくるの待ってます。

9.『ノオト』社員おすすめ本

ライター業に役立つぞ。読めよという本の紹介。

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10.感想

とりまポートフォリオ作るだけで実績ある人は仕事がきそう。
仕事を頼みたいという人に向けて、自分の仕事をわかりやすく説明するのは義務というか当然のことだよね。

ちなみにボクはポートフォリオありません。運と縁で生きてます。
どちらかが尽きる前にポートフォリオ作りたい。

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篠原修司
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