2020年度第1回デジラボ:Rhino Grasshopper のコンポネントLadyBug の紹介

はじめに

北九大藤田研究室B4のカレルシブです。今回の勉強会ではRhino Grasshopper のこんpコンポネントの一つであるLadyBug を紹介したいと思います。これを利用することで、設計する段階で必要とされる気象データの分析や環境負荷の把握ができて、環境に配慮した建築が簡単ができると思います。また、PMVなどの計算もできて、快適な住環境の設計のために必要な情報を得ることができると思います。

使用上必要な環境

Rhinoceros Grasshopper がインストールされていることを前提にLadyBugのダウンロードが必要です。ダウンロードはブラウザーの検索機能を利用するか以下のページから可能です。

ダウンロードしたファイルをGrasshopperを起動してFilesのなかのSpecial Folder の中にあるComponents Folder に保存して再起動すると使えるようになると思います。または、ダウンロードしたhoneybeeとladybugフォルダファイルをコピーしてGrasshopperの画面に貼り付けてもインストールできます。Ladybugの詳細なインストール法は以下のurlより確認できます。インストールできたら、再起動すると使用可能となります。

Grasshopper およびLadybugの起動

1.解析のため気象データが必要となるため、先にLadybugの中にあるDownload EPW Weather file というコンポネントを開きます。

2.次にBoolean True/False のSwitchをつなぎ、Trueにすると、urlが開きます。場所を決定し、urlをコピーします。

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3.Mathの中にあるPanelをgrasshopperにもってきて、urlを張り付けます。

4.Ladybugの中にあるopen epw and stat file というアイコンを開き、url をつなぎます。

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5.そしてimport EPW というアイコンにつなぎますと、データが自動に読み込まれます。Panelをつないでデータの確認ができます。

6.読み込まれたデータをグラフ化するためはVisualizeWeatherDataのなかにある3DChartを気象データとつなぐとRhino上でグラーフが見られます。

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 データの平均などを求める場合は、先にデータの文字と数字を分ける必要があり、Ladybugの中にあるSeparateDataを使うと可能です。

いかはYouTubeであげている簡単なLadybugの紹介動画です。

https://youtu.be/wQg5r7XdRxM 



おわりに

以上、Rhino GrasshopperのコンポネントであるLadybugの簡単な紹介でした。Ladybugのすべての機能をマスターすると気温や風の解析のみならず、建物のエネルギー消費量を把握でき、快適な過ごし方に必要な設備やパッシブな対策も考えられると思います。以下はLadybugでできることの例です。

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