2021年度第5,6回デジラボ:GrasshopperのモデルをBIMで図面化してみる。
はじめに
こんにちは。北九州市立大学 藤田研究室 M2小南、M1田村、門司、B4舟津です。
今回のデジラボでは、GrasshopperでモデリングしたデータをBIM(Revit)で図面化してみます!
学校をモデリングしてみた
今回は、Rhino+Grasshopperで北九州市立大学をモデリングしました。このモデルをRevitで図面化します。
Rhino inside Revit
Rhino+GrasshopperのデータをRevitに持っていくために、Rhino inside Revit を用います。簡単に説明すると2つのソフトに互換性を持たせることが出来るものです。どちらかのデータを変更することで、もう一方のデータも変更してくれるということです。
図面化の方法
今回のデジラボでは、Rhino inside Revit を使って、Revitにデータを持っていきます。コンポーネントの繋ぎ方は1つだけではありません。ここでは3つの方法を紹介したいと思います。
-方法1-
BrepでRhinoのモデルを読み込みます。柱と梁それぞれで行います。それをAdd Brep DirectShapeに繋げるだけです。
-方法2-
こちらの方法では、Curveで柱および梁を読み込みます。CategoriesからRhinoデータの情報を選択します。(今回は、構造用柱と梁)次に、材料の断面情報を与えます。最後に、CurveとElemet Type PickerをAdd Column、Add Beamにそれぞれ繋げれば完成です。
-方法3-
方法3は、Familyを用いた方法になります。Brepで読み込んだデータをNew Component Family に繋いでいます。また、方法2と同様にCategoriesからRhinoデータの情報を選択します。ここではToggleを使用する必要があります。最後に Add Component (Location) に繋ぐ必要がありますが、その前で Family typeを介すことでRevitにデータを持っていくことが可能となります。
Revitへの読み込みには少し時間が掛かります。(モデルにもよりますが)紹介した3つの方法では、方法3が最も早く読み込むことが出来ますので、おすすめです。
Revitの確認
最後に、ちゃんとRevitに反映されているか確認します。
このように、モデルがRevitへと読み込まれてることが確認できます。平面図、断面図、立面図それぞれ正しく、記述されていました。
こちらでは簡単に説明させて頂きました。さらに詳しい内容はYoutubeのデジラボチャンネルにアップしておりますので、チェックしてみてください。
次回のデジラボもよろしくお願いいたします。