2021年度第2回デジラボ(前半):Ladybug1.2.0 によるシェル構造物の日照最適化とButterflyによる気流解析

こんにちは.北九州市立大学のM2の竹下佳太と西江太成,M1のカレルシブ,B4の新田広です.

今回のデジラボでは2021年度第1回デジラボで用いたLadybugを用いてシェル構造物の開口部最適化を行います.また,CFD(流体解析)を行うことが可能なGrasshopperのコンポーネントの一つであるButterflyの使い方を,例題を用いて紹介します.

ButterflyはOpenfoamを計算エンジンとしてRhinoceros・Grasshopper上でCFDを行うことができるプラグインです.また,Ladybugの開発者と同じであるため,Ladybugのコンポーネントとの相性もいいです.ただし,Butterflyに関してはRhinoceros6までしか対応していません(2021年5月28日時点).

Butterfly0.0.05のダウンロードは以下のページから可能です.

それでは,Butterfly0.0.05のインストール手順を説明していきます.

1. 以下のリンクから「blueCFD-Core 2017-2」をダウンロードしてください.インストーラーを「管理者として実行」してください.ポップアップに従ってインストールを進めてください.ただし,注意点としてインストール先としてはCドライブの直下を指定してください(「Program Files」のスペースが悪さをしそうなので).
※「blueCFD-Core 2020-1」が最新のバージョンでしたが,Butterflyがうまく動作しなかったため,「blueCFD-Core 2017-2」をダウンロードしてください.

2. インストールが完了したらデスクトップに「blueCFD-Core 2017 terminal」というショートカットが作成されているので,そちらを「管理者として実行」してください.少し待つと以下の画面が出てくると思います.この画面が表示されたら正常にインストールができています.確認後,この画面は閉じてください.

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3. ダウンロードした zip ファイルを右クリックして「プロパティ」をクリックします.以下の画面が表示され,セキュリティの「許可する」のチェックボックスにチェックを入れます.

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4. zip ファイルを解凍すると「installer.gh」というファイルがあり,それをGrasshopperで起動すると以下のようにコンポーネントが配置されています.ToogleをTrueにしてください.

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以上でButterfly0.0.05のインストールは完了です.Rhinoceros・Grasshopper を再起動すればButterflyが以下の画像のように表示されます.

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