地方の構造エンジニアの自邸建築日記②

北九大/DN-Archiの藤田です。自邸建築日記の第2回になります。
前回と比べて,土地購入の話がかなり前進しました。いくつかの土地候補に足を運んだ結果,広島駅から徒歩圏内にある広大な崖地山林を購入することになりました。
こちらは敷地から見える広島駅周辺の眺め。

どうです?この感じ,最高じゃないですか?もうワクワクがとまりません。
まだ本契約前なので詳細は伏せますが,レッドゾーンにがっつり掛かっており現状では役所を説得できない限り家を建ててはいけないことになっているので,一応保険として,手付金を支払い設計を進め,確認が降りたタイミングで全額支払うという話で契約はまとまりそうです。
税金面などを色々考えた結果,スキームとしては,DN-Archiで設計監理を行い,DN-Archiから意匠設計を部分業務委託する形を取る予定。
建築家には独立当初からの盟友であるkufuの成田さんに入ってもらいます。
成田さんとは,2019年JIA中国建築大賞やモダンリビングU-40賞を授賞した「はこ」をはじめとして,これまで数々のプロジェクトを協働させて頂いており,何よりも今回の敷地は,実は「はこ」の裏山で超近所なんです。これ以上ないパートナーですよね。kufuとは現在も府中,新潟,旭町などでそれぞれ住宅やギャラリーなどのプロジェクトが進行中で,一昨日の夜がそれら3つのプロジェクトの打ち合わせでした。それらの打ち合わせ終わりに,今回の自邸の話をしまして,年明けから本格的に設計がスタートします。
私の頭の中には既に建物のある程度の造形と,それを可能にする構造システムが何となくできあがっていますが,建築家とブレストしながら少しずつ解像度を高めていきたいと思います。
次は土地の本契約したらnoteを更新します。一癖も二癖もあるかなり特殊な土地ですので,次回はもう少し敷地の全貌について掘り下げたいと思いますが,今年はこの辺で。
それでは良いお年を!

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