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テューリンゲン州議会選挙でAfD勝利、ザクセン州では第2党

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年09月03日に、旧東独の2州で2024年09月01日に、州議会選挙が実施された。

暫定結果によるとテューリンゲン(Thuringia)州では、排外主義的な政策を掲げる右派政党「AfD(Alternative für Deutschland/ドイツのための選択肢/右派政党)」が第1党となった。AfDが州議会選で首位に立ったのは、全国で初めて。国政与党の緑の党と自由民主党(FDP)は規定の得票率に達しておらず、州議会入りを逃した。ザクセン(Saxony)州では、最大野党で中道右派のCDU(Christlich Demokratische Union/キリスト教民主同盟)がAfDに辛勝し、第1党を維持した。

テューリンゲン州議会選のAfDの得票率は32.8%。次いでCDUが23.6%、1月に誕生した「左翼保守」を掲げるポピュリズム政党「ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟(BSW)」が15.8%で3位につけた。前回2019年の選挙で第1党だった左派党は13.1%で4位に沈んだ。ショルツ首相率いる国政与党SPD(Sozialdemokratische Partei Deutschlands/社会民主党)は6.1%で5位と、ふるわなかった。

ザクセン州議会選は、CDUが得票率31.9%でトップ。これにAfDが30.6%、BSWが11.8%で続いた。SPDは7.3%で4位、Die Grünen(Bündnis 90/Die Grünen/環境政党・緑の党)は5.1%で5位だった。FDP(Freie Demokratische Partei/自由民主党)は0.9%の得票率にとどまり、議席を確保できなかった。

両州とも、政権樹立は難航しそうだ。

AfDと連立を組む可能性は全政党が排除しており、実質的に、BSWが連立形成の主導権を握る形となっている。元東ドイツ共産党員が創設した左派ポピュリストの新参政党BSW(Bündnis Sahra Wagenknecht/ザフラ・ヴァーゲンクネヒト同盟)は国政レベルでウクライナへの軍事支援の停止を求めているが、州レベルでも、こうした要求で合意に至れない政党とは連立を組まないと、強気の姿勢を崩していない。

原因は、ウクライナ!どうするSPD!

2024年09月02日---ドイツのテューリンゲン州とザクセン州の州議会選挙結果。
2024年09月02日---「ドイツにダメージ」:ショルツ首相、地方選挙での極右勢力の勝利に懸念表明

https://europe.nna.jp/news/show/2700838

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