中国、福島の汚染水放出計画への怒りで、日本産水産物の事実上の輸入禁止措置を発動
香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2023年07月08日に、中国税関は、この計画は専門家の意見を十分に反映していないとし、当局は消費者の安全を確保するために必要なあらゆる措置を講じることを約束した。
香港も日本の「高リスク地域」からの水産物や農産物の輸入禁止を検討すると、香港市の行政長官李家超(Chief Executive John Lee Ka-chiu/ジョン・リー・カチュウ)が述べた。
日本から輸入される食用食品の安全性に対する懸念が高まる中、中国本土は消費者の不安を取り除くために「必要なあらゆる措置」を取ると宣言した。
これには、福島県を含む日本の10県からの輸入禁止を延長すること、また、残留放射能汚染の懸念があるため、他の地域からの出荷を抜き取り検査ではなく、全面的に検査することを決定することが含まれる。
中国本土の税関総署は、2011年の原発事故による汚染水の排出計画は「専門家の意見を十分に反映していない」とし、中国の消費者の安全を確保するために「必要なあらゆる措置」を取ると述べた。
つまり、中国はIAEA(International Atomic Energy Agency/国際原子力機関)を認めていないということである。
それは、国の考え方であるから仕方がないことである。
ただし、日本は以前から中国から流れてくる黄砂に関して、黄砂が確認されたい場合、「必要なあらゆる措置」を取る事にすべきで、中国は完全に無視している。
さらに中国の原子力発電所は多くが海岸にあり、事故の場合は、日本は甚大な被害を受ける事になる。
その責任人問題を明確にする。
特に、日本の周辺海流からいって、福島の水が中国や韓国に流れていく可能性は、米国より少ない。
現に東北大震災で流されたものは、米国には漂着しているが、中国や韓国に漂着したというニュースは聞いていない。
黄砂による被害の方が、数100倍高い。
https://www.meti.go.jp/press/2023/07/20230704005/20230704005.html
https://www.iaea.org/newscenter/pressreleases/iaea-finds-japans-plans-to-release-treated-water-into-the-sea-at-fukushima-consistent-with-international-safety-standards
https://www.iaea.org/sites/default/files/23/07/alps_executive_report.pdf