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ドイツのシーメンス、AI需要が追い風になり、€89億9,200万の過去最高益

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年11月15日に、ドイツの総合電機大手シーメンス(Siemens)は2024年11月14日に、2024年09月通期の純利益が前年比5%増の€89億9,200万となり、過去最高益を達成したと発表した。AI(Artificial Intelligence/人工知能)市場の拡大を背景にデータセンターの受注が伸びたことが利益を押し上げたと報告した。

売上高は1%増の€759億3,000万。産業向け事業の利益は1%増の€113億9,000万だった。同事業の利益率は15.5%と、前年から横ばいだった。

第4四半期(7~9月)を見ると、純利益は€21億1,500万と、前年同期比11%のプラス。売上高は1%増の€208億1,100万だった。鉄道などを手がけるモビリティー部門は14%拡大。データセンターなどを手がけるSI(Smart Infrastructure/スマート・インフラストラクチャー)部門は8%伸びた。

医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズ(Siemens Healthineers)は4%のプラスを確保。半面、DI(Digital Industries/デジタル・インダストリーズ)部門は19%の減収だった。

受注高は全体で€229億3,300万と8%拡大。モビリティー部門は46%拡大し、SI部門は12%増えた。シーメンス・ヘルシニアーズは2%伸びている。半面、DI部門は8%縮小した。

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