長年の苦難を経て、パリ中心部に三角形の超高層ビル建設。
DesignTAXIは2021年11月19日に、誰もが知っているパリの中心部に、高さ590フィートの三角形の超高層ビルによる鮮明なアングルによって、これまでとは違ったシルエットを見せてくれることだろうと報告した。
ただし、エッフェルの時も大反対が起こった。
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パリには世界的に有名なランドマークはあるが、高層ビルはほとんどないと指摘している。最後にパリの中心部に超高層ビルができたのは、1973年、Tour Montparnasseの完成であった。
この時の批判は今も続いており、その2年後には7階建て以上の建物の建設を禁止することになった。
そこで2008年、ユニベイユ・ロダムコ(Unibail-Rodamco)社がこのエリアにピラミッド型のタワーを建設し、雲の眺望を奪おうと提案したときの市民の反感は想像に難くなかった。自然保護活動家から非難されただけでなく、資金調達の問題や建築許可に関する訴訟も発生した。
幸いなことに、これらの問題は解決され、建築事務所は建築許可が合法であることを行政裁判所に納得させることができ、保険会社AXAによる資金援助も受けられるようになったと、建築家新聞(Architect’s Newspaper)は報じている。
建築事務所のヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)は、今年中に43階建てのツアートライアングルの建設を開始したいと考えている。完成すれば、1973年以来、パリに誕生した最も高いビルとなり、ホテル、オフィス、小売店、会議場、健康・福祉事業、託児所などの施設が入る予定だと言う。
Tour Triangleの形状は、様々な角度から見るとピラミッドのようにも見えるし、高いストリップのようにも見える。
当初、この超高層ビルは2024年のパリオリンピックに合わせて完成させる予定であったが、当初の計画では2026年にずれ込んでしまった。
2021-10-26---パリの「ガーデンシティ」コンセプトは、緑豊かでゴージャスな生活空間。