トランプ大統領はテイラー・スウィフトとスウィフティの偽のAI画像を投稿し、歌手の支持を得ていると偽って示唆。

CNNのエリザベス・ワグマイスター(Elizabeth Wagmeister)とケイト・サリバン(Kate Sullivan)は2024年08月19日に、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)は今回の選挙ではまだどの大統領候補も支持していない。しかしドナルド・トランプ前大統領(President Donald Trump)は、このスーパースターの存在しない支持を受け入れると述べている。

トランプは自身のトゥルース・ソーシャル・アカウント(Truth Social account)に「受け入れます！」と投稿し、一連の(スウィフトの)画像を掲載した。少なくとも一部はAIが生成したものと思われる。

AIが加工した写真の1つには、スウィフトがアンクル・サム(Uncle Sam)に扮し、「テイラーはドナルド・トランプに投票してほしい」という文章が添えられている。他の写真には、スウィフトのファンが「スウィフティ・フォー・トランプ」Tシャツ(“Swifties for Trump” T-shirts)を着ている姿が写っている。

スウィフトの代理人はCNNのコメント要請にすぐには応じなかった。

トランプがシェアした投稿の1つは風刺だ。AIが生成した偽の「スウィフティ・フォー・トランプ(Swifties for Trump)」写真の山には、今月初めのスウィフトのウィーン公演で計画されていたテロ攻撃が阻止されたことに触れ、「ISISがテイラー・スウィフトのコンサートを阻止した後、スウィフティがトランプに頼る」というキャプションが付けられている。（最初にこの投稿を公開した元のXアカウントは「LOL @realDonaldTrumpが私の投稿をシェアした」と書き、この投稿が実際に風刺であったことを確認した。）

この記事の公開後、Wisconsin Right Nowというウェブサイトの編集者がCNNに連絡し、トランプが2024年06月にウィスコンシン州ラシーン(Racine, Wisconsin)で行った集会で投稿した写真のうち2枚を自分が撮影したと語った。ジェシカ・マクブライド(Jessica McBride)によると、写真のうち2枚に写っている女性(AIによって生成されていない唯一の2枚)はジェナ・ピウォワルチク(Jenna Piwowarczyk)という名前だという。