ドナルド・トランプが米国大統領選勝利を宣言、中国人民元が急落
香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」のデジタル・エディターであるシア・ドリスコル(Shea Driscoll)は2024年11月07日に、アナリストによると、米ドルと人民元の為替レートは、中国と米国の関税交渉における交渉材料になる可能性があると報告した。
ほぼ確実だろう。
共和党の大統領候補ドナルド・トランプ前大統領(former President Donald Trump)が、韓国のソウルでニュース番組中に演説する様子をライブで映し出すスクリーン。写真：AP通信
北京のジ・シキン
公開：2024年11月6日午後4時53分更新：2024年11月7日午前9時6分
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共和党候補のドナルド・トランプが米国大統領選挙での勝利を宣言したことで、不確実性が高まる中、中国の人民元は急落した。
2024年11月06日水曜日のオフショア人民元は、一時、米ドルに対して900ベーシスポイント以上下落し、7.19を下回ったが、その後いくらか回復した。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニットのアジア担当主席エコノミスト、ニック・マロ(Nick Marro, principal economist for Asia at the Economist Intelligence Unit)は、国際投資家の不確実性は、少なくとも短期的には米ドル高につながる可能性が高いと述べた。
トランプ大統領の貿易関税案のインフレ影響も、米国の金融緩和の見通しを複雑にするだろう。特に、トランプ大統領が政策脅しを実行すれば、消費者物価指数が再び3％以上に跳ね上がる可能性が非常に高いとニック・マロは付け加えた。
「米ドル高の長期化と米国の金利の長期化は、特に中国の金融政策が緩和的であることから、米国と中国の大きな金利差を維持する可能性がある」と同氏は述べた。