イギリスとフランス、不法移民対策で協力拡大。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年11月15日に、イギリスとフランスは2022年11月14日に、イギリスとフランスの海峡を小型ボートで渡る不法入国者の取り締まりに向け、2022~23年に€7,220万を投じて協力体制を拡大することで合意したと報告した。
フランス北部の海岸の巡視員を向こう数カ月で40%増員するほか、イギリス国の国境警備隊が実地観察や情報共有のため初めてフランスに派遣される。
両国はこのほか、密航を手配する犯罪組織の摘発に当たる共同情報チームを拡大する。
また、密航ボートの出港を阻止するため、最新の監視技術やドローン(小型無人機)、探知犬、監視カメラ(CCTV)などを利用した監視体制を強化する。加えて、密航を阻止された人々の施設への受け入れなどを支援する。
また、アルバニア人や組織犯罪グループが移民・難民向けルートを利用して西欧諸国やイギリス国に流入するケースが増加していることを受け、この問題に関する作業部会を新設する。
今年に入ってから両国の協力により阻止された密航者は3万人に上り、前年同期比50%超増加。イギリスのスエラ・ブレーヴァーマン(Suella Braverman)内務大臣(Home Secretary)は「危険な渡航を阻止し、犯罪組織を摘発するためにできることは何でもする。」とした上で、「この複雑な問題の解決に共同で取り組むことは、イギリスフランス双方の利益となる」と述べた。
それらを取り締まる人も元移民である。
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