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EC委員長、米副大統領と初会談で、貿易、AI開発など議論。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2025年02月13日に、EC(European Commission/欧州委員会)のウルスラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)委員長は2025年02月11日に、米国のJD・ヴァンス(JD Vance)副大統領と初めて会談し、EU(European Union/欧州連合)と米国の貿易関係やウクライナ支援、AI(Artificial Intelligence/人工知能)開発などについて議論した。トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウム製品への25%の関税を発表し、それに対して、ECが声明で「断固たる相応の対抗措置」を取ると表明した直後で、関係が緊張する中での開催となった。

直前に、そのような声明を発表するものではない。

この会談は、両者が出席した、フランスのパリのAIサミットに合わせて開かれた。

バンス副大統領と初会談で、貿易、AI開発など議論。

バンス副大統領は冒頭、「トランプ政権は欧州を非常に大切にしており、ヨーロッパとの経済関係を発展させていくつもりだ」と述べた。一方で、「ヨーロッパと米国が、双方にとって有益な安全保障上のパートナー関係にあるのか確認したい。」と加えた。

これが、大人の対応である。

つまり、会談直前に、ECが声明で「断固たる相応の対抗措置」を取ると表明したことへの確認事項である。

フォン・デア・ライエンは、同日発表した声明の厳しいトーンではなく、「深く強い絆で結ばれた大西洋横断関係を楽観的に見るべきだ」と語った。また、ロシアによる侵攻を受けるウクライナを巡り、公正で持続可能な平和の実現にコミットするEUの姿勢を強調した上で、支援継続のために団結する必要性を訴えた。

しかし、トランプ政権はすでに支援継続については、厳しい指摘をしている。

イギリスの新聞「ガーディアン(The Guardian)」によると、バンス副大統領は2025年02月14日にウクライナのゼレンスキー大統領と会談する方向で調整している。

多分、厳しい結論を求めるはずである。

無駄な支出を抑えていて、支援は考えられない。

フォン・デア・ライエンは、ことごとくピントが狂っている。

もし、トランプが支援継続する予定なら、バンス副大統領ではなく、トランプ大統領が来ていた。

フォン・デア・ライエンは、政治的流れが全く読めない人だ。

https://europe.nna.jp/news/show/2759806
https://www.aa.com.tr/en/americas/european-commission-chief-us-vice-president-discuss-cooperation-on-shared-challenges/3479045
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/it/speech_25_471
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/es/speech_25_463
https://energycommerce.house.gov
https://www.bbc.com/news/articles/c8edn0n58gwo
https://www.csis.org/analysis/it-time-another-supplemental-ukraine

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