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S&P、インドの経済成長率予測を2024年度6%に据え置く。

インドの新聞「タイムズ・オブ・インディア(Times of India)(電子版)」の姉妹誌経済新聞「エコノミック・タイムズ(The Economic Times/電子版)」は2023年03月27日に、S&P(旧社名のStandard & Poor's/スタンダード・アンド・プアーズ)のグローバル・レーティングス(S&P Global Ratings)によるインドのGDP予測では、同指標は2023年03月31日終了する今年度がには7%成長し、その後2023-24年には6%に減速するとしている。翌会計年度には6.9%に上昇すると予測されている。「2024-2026年の平均成長率は7%で、インドがリードしている。」と更新は述べている。つまり、6%から8%で上下する。これはかなり高い予測である。

S&Pグローバル・レーティングスは、アジア太平洋地域に関する四半期ごとの最新情報において、インフレ率が今年度の6.8%から2023-24年度には5%に緩和されると見ている。

同機関のGDP予測では、同指標は今年度(3月31日終了)に7%成長し、その後2023-24年度には6%まで減速するとしている。

そして、「2024-2026年の平均成長率は7%で、インドがリードしている」とS&Pは述べている。

S&Pは、亜大陸のGDPは2024-25年と2025-26年に6.9%に上昇し、その後2026-27年に7.1%になると予想している。

「インドでは、伝統的に内需が経済をリードしてきた。しかし、一次産品輸出の増加もあり、最近は世界のサイクルに敏感になっており、第4四半期(2022年10-12月)の前年比GDP成長率は4.4%に鈍化した。」と格付け会社は述べている。

つまり、最高の買い時であった。

S&Pは、最近のインフレ率のアップサイドサプライズを受けて、インド準備銀行(Reserve Bank of India)がすでに高い政策金利をさらに引き上げると予想した。

「当社の見解では、インドのCPI(Consumer price indices/消費者物価指数)インフレ率は2024会計年度(2024年3月期)に5%まで緩やかになると思われるが、天候関連要因を含む上昇リスクも予想される。」と、更新は述べている。

インドで、、天候関連要因を含む上昇リスクは、ほとんど読み込み済みで、大事故にならない限り、乗り越えることだろう。

S&Pグローバル・レーティングスは、アジア太平洋地域について「慎重に楽観的な見通し」を維持し、中国経済が今年回復する軌道にあると述べた。

「中国の景気回復は、消費とサービスに牽引され、ほぼ有機的なものであると考える。S&Pグローバル・レーティングスのチーフ・エコノミストであるルイス・クイーズ(S&P Global Ratings chief economist Louis Kuijs)は、「今年のGDP成長率予想は5.5%で、11月の4.8%から上昇し、3月の全国人民代表大会で発表した5%前後の目標を上回る」と述べている。

中国は、米国、ロシアの狭間リスクがどうなるかである。

米国が、ロシアの次は中国と言い出しているので動いた。

とくに米国では、ロシアの核攻撃を話題にしているが、逆に追い込まれたバイデン政権の方が、日本ですでに核攻撃を実施し、それを正当化している現実があり、それはロシアにはない。

つまり、ロシアはいつも受け身である。
攻撃的なのは、米国である。

https://economictimes.indiatimes.com/news/economy/indicators/sp-keeps-indias-economic-growth-forecast-unchanged-at-6-in-fy24/articleshow/99027652.cms
https://economictimes.indiatimes.com/topic/india
https://economictimes.indiatimes.com/definition/fiscal-year
https://economictimes.indiatimes.com/topic/reserve-bank-of-india
https://economictimes.indiatimes.com/topic/louis-kuijs

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