ドイツの自動車大手VWは、労働組合に再編計画を提示。

2024年10月29日 19:55

ドイツの英字新聞「DW(Deutsche Welle/ドイチェ・ヴェレ)」は2024年10月28日に、ドイツの自動車大手VW(Volkswagen/フォルクスワーゲン)は、ドイツ国内の少なくとも3つの工場を閉鎖する計画だと、同社の労使協議会が2024年10月28日月曜日に発表した。

報道された工場閉鎖計画は、売上が落ち込む中、VWが最近、排除できないと述べた措置である。

ロイター通信は、VWの労使協議会長ダニエラ・カバロ(Daniela Cavallo)がヴォルフスブルク(Wolfsburg)の数百人の従業員に「経営陣は、この件について完全に真剣だ。団体交渉で威嚇しているわけではない。」と語ったと報じた。

「これは、ドイツ最大の産業グループが、本国ドイツで売却を開始する計画だ」とカバロは付け加えたが、どの工場が影響を受けるのか、また、ドイツ国内の約30万人の従業員のうち何人が解雇される可能性があるのかは明らかにしなかった。

「ドイツのVW工場はすべて、これらの計画の影響を受ける。どの工場も安全ではない」と、ヴォルフスブルク本社でVWの従業員にカバロは語った。

カバロは、VW経営陣は今後 2年間の10%の賃金カットと昇給なしも要求していると述べた。カバロとVWの他の労働組合指導者は、削減に激しく抵抗することを誓った。

VW、同社は歴史の「決定的瞬間」にあると発言した。

VWからのコメント要請に対し、同社は労働組合「IG Metall との秘密交渉をめぐる憶測には加わらない」と述べた。IG Metall は同社の従業員の大部分を占める。

「フォルクスワーゲンは企業の歴史において決定的瞬間にある。状況は深刻で、交渉相手の責任は計り知れない」と同社は付け加えた。

「競争力を回復するための包括的な対策がなければ、今後不可欠な投資を行う余裕はない」と、人事担当役員のグンナー・キリアン(Gunnar Kilian)は声明で述べている。

「再編が必要な理由の1つは、欧州の自動車市場が2020年以降200万台縮小したことだ。市場は停滞しており、近い将来に回復する見込みはない。フォルクスワーゲンはこの市場で約25％のシェアを占めている。つまり、同社は約50万台の車が減っているということだ」とVWは電子メールによる声明で述べた。

最大の失敗は、私が心配したようにEV(Electric Vehicle/電気自動車)に期待し過ぎたことである。

私は、再三危険性を訴えてきたが、そのまま突っ走り過ぎた結果である。

完全に、経営陣の目先の狭さだろう。

全く余裕がなかった。

完全にEV開発に集中し過ぎ、全額を投資してしまった。
あれよあれよと谷底に向かって落ちていってしまった。

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