デジタル化するドイツ経済。「労働のデジタル化」
ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)でSenior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告として2022年02月16日に、ICT(Iformations- and Communikations Technik/IKT/Informations- und Kommunikations Technik)部門は、デジタル化においてドイツ経済をリードしている。
これは、連邦経済・気候保護省が発表した「デジタル化指数2021(Digitalisierungsindex 2021)」に基づくStatistaのグラフィックに示されている。デジタル化で平均を大きく下回ったのは、貿易、その他の製造業、運輸・物流、エネルギー・水供給、廃水・廃棄物処理、建設などを含むその他の製造業である。
貿易の分野では、電子商取引の普及に伴い、今後数年間でデジタル化が進むと専門家は予想していると報告した。
https://time-az.com/main/detail/76261
Informations- und Kommunikations Technik(情報通信技術)
Fahrzeugbau(車輌組立)
Elektrotechnik und Maschinenbau(電気・機械工学)
Unternehmensnahe Dienstleister(ビジネス関連サービス事業者)
Grundstoffe, Chemie und Pharma(基礎素材、化学品、医薬品)
Tourismus(観光)
Handel(取引)
Sonstiges Verarbeitendes Gewerbe(その他の製造業)
Verkehr und Logistik(輸送・ロジスティクス)
Sonstiges Produzierndes Gewerbe(その他の製造業)
この調査の著者によれば、輸送・物流部門の発展は、当初は国境閉鎖による特別な課題に直面し、パンデミックの過程では強い需要により、特にコロナの大流行に照らして見るべきであり、現在もそうであるとしている。
明らかに、デジタル化の進展もこの影響を受けている。
また、フロントランナーであるICT部門には、最適に運営されていない側面もある。
例えば、著者らは、イノベーションの風景に対する非常に高い価値と、研究・イノベーション活動に対する価値の間に大きな食い違いがあることを指摘している。
ICTセクターは革新的な環境から大きな恩恵を受けているが、これを社内のイノベーション活動に等しく反映させることができない、あるいは、反映させようとしない。
ここに開発の可能性があるかもしれない。
各分野のデジタル化指標を作成するために、プロセス、製品、ビジネスモデル、資格、研究・イノベーション活動のカテゴリを調査している。
さらに、デジタル化の進捗状況を判断するために、このインフォグラフィックの対象にはなっていない、企業の外部要因もさらに検証している。
この指標を集計すると、ドイツ全体の経済のデジタル化を示す指標値が算出される。
この値は、2020年では100ポイントに正規化され、2021年には108ポイントにな、ドイツ経済は、2020年に比べてほぼ例外なくデジタル化が進んでいる。 デジタル化の推進力は、主にフレームワーク条件の改善、すなわち企業の外部指標である。平均して、内部指標よりも強く増加している。
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