バイデンの第13四半期の平均支持率は史上最低。平均38.7%の仕事の承認。
米国の世論調査会社ギャラップ(Gallup)のジェフリー・M・ジョーンズ(Jeffrey M. Jones)は2024年04月26日に、ジョー・バイデン大統領は、2024年01月20日に始まり2024年04月19日に終了した最近完了した就任第13四半期中の平均38.7%の就任支持率を記録した。
ドワイト・アイゼンハワー(Dwight Eisenhower)以来、1期目に選出された他の9人の大統領のうち、第13四半期の平均が バイデンを下回った大統領はいない。
ジョージ H.W. ブッシュ(George H.W. Bush)大統領の第13四半期の平均支持率は、1992年の41.8%と、これまで最低だった。
バイデン大統領の直前の前任者であるドナルド・トランプ(Donald Trumpとバラク・オバマ(Barack Obama)は、大統領就任の同じ時点で、それぞれ平均46.8%と45.9%の就任支持率を記録した。
ジミー・カーター(Jimmy Carter)は、就任した第13四半期の平均が50%を下回った唯一の大統領だった。 第13四半期の支持率平均が50%を下回った歴代大統領4人のうち3人が再選を果たしたが、例外はオバマだった。
再選された6人の大統領のうち4人、リチャード・ニクソン(Richard Nixon)、ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)、ビル・クリントン(Bill Clinton )、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)は、第13四半期の平均支持率が51%から55%だった。 もう一人のドワイト・アイゼンハワーは、大統領就任のこの段階で大統領として最も高い平均値を示し、73.2%だった。
より広範な歴史的観点から見ると、バイデンの直近の四半期平均は、1945年までのギャラップ記録によると、314の大統領四半期中277位にランクされている。つまり、全大統領四半期の下位12%に入る。
バイデンの就任支持率上昇の兆しなし
バイデンの最新の四半期平均は、厳密に言えばこれまでの大統領任期の中で最低だが、前四半期の39.0%と大きな違いはない。バイデンは就任後の最初の2四半期の平均支持率が50%を超えていたが、その後の支持率は40%近くとなっている。
02 President Joe Biden's Quarterly Average Job Approval Ratings(ジョー・バイデン大統領の四半期平均職務支持率)
第13四半期中、ガザ地区ではイスラエルとハマスの戦闘が続き、米国南部国境での不法越境のレベルも上昇した。2024年02月には上院で超党派の移民改革法案が交渉され、可決に至らなかった。また、マクロ経済指標、特に雇用の伸びは引き続き良好な一方で、インフレが再び上昇する可能性のある兆候も見られる。 同四半期に過去最高値を記録した株式市場はここ数週間で低迷している。
2024年04月01日から22日まで実施されたギャラップの最新世論調査では、米国人の38%がバイデン氏の仕事を支持しており、3月(40%)と2月(38%)の調査結果と基本的に変わっていない。
バイデンは共和党支持者からの支持率が引き続き異常に低く、最新の世論調査ではわずか2%だが、無党派層からの支持率も33%と低い。 民主党員の大多数(83%)が引き続きバイデンの業績を肯定的に評価している。
結論
今年の選挙の年に、バイデンは米国の有権者が自分に2期目を与えてくれることを望んでおり、再選に向けてより強い立場に立つために何らかの前向きな勢いが必要だ。しかし、過去3か月間はそのようなことは起こらず、米国人はバイデンがどのように仕事をしているかについて、前四半期や過去3年間のほとんどの期間ほど肯定的ではなかった。これは、バイデンが3月に選挙年に向けた一般教書演説を行った後でも同様であり、バイデンは自身の業績をアメリカ国民に直接売り込むチャンスだった。
投票日まで約6か月残っているが、バイデンはこれまでの現職者よりも弱い立場にあり、したがって再選というよりも難しい課題に直面している。
ただし、かなり苦しい状況から、バラク・オバマは2期目を勝ち取った経験があり、そのバラク・オバマが、バイデンの2期目に協力するといいい。対抗馬のトランプは選挙まで、裁判に振り回される可能性もある。
何しろ、今回は何が起こるかわからない大統領選になりそうである。それはバラク・オバマの時も言われた。
これでバイデンが2期目を与えられると、オバマの実力は物凄いことになる。
オバマもバイデンも嫌いだが、実は、私はこの奇跡に賭けている。
奇跡が起こらない世の中が嫌いだ〜
2024年04月25日---バイデン大統領、ウクライナ、イスラエル、台湾への支援法案にサイン。
2024年04月24日---イギリスとドイツ首相がベルリンで会談 防衛・安保面での連携強化で合意
2024年04月24日---上院も、超党派の大賛成票でウクライナ、イスラエル、台湾への支援を圧倒的多数で可決。
2024年04月23日---イギリスもウクライナに追加支援、£5億の軍備供与を約束。
2024年04月22日---バイデンで、何をオバマが仕掛けたか。
2024年04月20日---ウクライナ支援法案が下院通過後、歓声と爆発が続く。
2024年04月17日---米国は、G7のリーダーか敗者か?
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