ドイツ、2022年夏の日照時間は新記録。
ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のフローリアン・ツァント(Florian Zandt)の報告として、マティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告と共に2022年08月30日に、DWD(Deutsche Wetterdienst/ドイツ気象局)は、2022年の気象庁の夏の日照時間(Sonnenstunden)の速報結果を発表した。
ドイツ全土で平均817時間と、これまでの記録である2003年の793時間を大きく上回り、グラフからもわかるように、1951年以降、いくつかの例外を除いて、800時間の大台に乗った年はないのである。
DWDのデータによると、2003年は2018年、1976年、2019年と続き、それぞれの年の06月01日から08月31日までの日照時間は779時間、778時間、767時間となっている。
日照時間だけでは気温の変化(Temperaturentwicklungen)や降水量(Niederschlagsintensität)について結論は出せないが、異常気象(Extremwetterereignisse)を示唆するいくつかの指標のひとつであることは確かである。
例えば、Prognos AGの調査によると、2018年と2019年にはヨーロッパ全域で旱魃(Dürreperiode)が発生し、ドイツにおける特定作物の収穫量は2013年から2017年の平均と比較して約19%減少しました。
また、2003年と1976年の暖冬(warmen Monate)は、降水量が少なく日中の気温が数週間にわたって30度を超え、深刻な干ばつ(starke Trockenheit sorgten)を引き起こした、いわゆる「世紀の夏(Jahrhundertsommer)」と同時代に語られている。