EUで、半導体とクラウド巡る二つの同盟発足。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年07月21日に、EC(European Commission/欧州委員会)は2021年07月19日に、「処理装置・半導体技術に関するアライアンス(the Alliance for Processors and Semiconductor technologies)」および「産業データ、エッジおよびクラウドサービスに関する欧州アライアンス(the European Alliance for Industrial Data, Edge and Cloud)」を発足させると発表したと報告した。

次世代のマイクロチップや、産業クラウド・エッジコンピューティング技術の開発を推進し、EU(European Union/欧州連合)の重要なデジタルインフラと製品、サービスを強化する。

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「処理装置・半導体技術に関するアライアンス」では、2030年までに世界の半導体生産におけるシェアを20%に引き上げることを目指す。

https://time-az.com/main/detail/74838

次世代の処理装置や電子部品の設計・生産のため、欧州の現在の需要に応えるためには16~10ナノメートルの、将来的には5~2ナノメートルのプロセスノードの生産能力が必要になるとしている。

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「産業データ、エッジおよびクラウドサービスに関する欧州アライアンス」では、データ量の拡大とエッジコンピューティングの加速に備え、安全かつ効率的で、相互運用が可能なクラウド・エッジ技術の促進を目指す。EU市民と域内企業、公共部門が機密性の高い情報を処理するためのニーズに応え、こうした技術の競争力を高めるという。

ECは、この二つのアライアンスにより、企業と加盟国、学術界、ユーザーのほか、研究・技術機関を一つにまとめるとしている。

ただし、マイクロチップやセミコンダクター事業は、乗り遅れると2度と追いつけないと言われている。

それほど容易いことではない。

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