カンボジアの電子通貨バコン、旅行者向けサービス導入へ

アジア経済ニュースNNA ASIAは2024年07月23日に、カンボジアのNBK(National Bank of Cambodia/カンボジア国立銀行/中央銀行)のチア・セレイ総裁(Chea Serey(Khmer: ជា សិរី [ciə serəj]), director general at National Bank of Cambodia)は2024年07月19日、同行が発行するデジタル通貨「バコン」について、カンボジアを訪れる外国人旅行者向けのシステムを近く導入すると明らかにした。地元各紙（電子版）が伝えた。

チア・セレイ総裁は中銀の会合で、カンボジアの銀行口座を持っていなくても、クレジットカードからバコンのデジタルウォレットに入金できるシステムを整備すると説明した。カンボジアを訪れる観光客の利便性が高まると述べた。導入時期は明らかにしていない。

観光客向けのバコンの導入は、北西部シエムレアプ州の事業者などの要請を受け、カンボジアのフン・マネット(Hun Manet)首相は中銀に対応するよう指示していた。　

バコンは日本の ITベンチャーのソラミツ(東京都渋谷区)が開発。2020年10月に本格運用が始まった。

カンボジアの新聞「クメール・タイムズ(Khmer Times/電子版)」によると、バコンの６月末時点の決済回数と決済額は、現地通貨リエル建てが7,550万回、64兆9,000億リエル（約２兆4,870億円）。米ドル建てが9,980万回、388億米ドル（約６兆1,130億円）だった。

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https://www.nna.jp/news/2684358
https://www.khmertimeskh.com/501526826/nbc-to-launch-bakong-for-foreign-tourists/
https://www.phnompenhpost.com/business/bagong-system-facilitates-international-tourist-spending
https://www.tripadvisor.in/ShowTopic-g293939-i9162-k14829465-Bakong_mobile_payment_system_for_foreign_visitors-Cambodia.html