アメリカのデザイナーで、建築家のチャールズ・イームズが死去した。
ArtDailyは2021年08月21日に、アメリカのデザイナーで、建築家、映画制作者であったチャールズ・オルモンド・イームズJr.(Charles Ormond Eames, Jr./チャールズ・イームズ/Charles Eames/1907 - 1978)が、1978年08月21日に71歳でミズーリ州セントルイス(St. Louis, Missouri, United States)で、心臓発作(heart attack)により死去したと報告した。
そして、2番目の妻のレイ・カイザー・イームズ(Ray Kaiser Eames/レイ・イームズ/Ray Eames/Bernice Alexander Eames (Kaiser)/1912-1988)は、10年後のチャールズ・オルモンド・イームズJr.が死去した同じ日1988年8月21日に息を引き取った。
凄い夫婦であった。
希望しても、自殺以外ではほぼ不可能である。
https://time-az.com/main/detail/61075
彼の配偶者であるレイ・カイザー・イームズ(Ray Kaiser Eames/レイ・イームズ/Ray Eames/1912-1988)との創造的なパートナーシップで、建築、家具デザイン、工業デザイン、製造業、写真芸術の画期的な貢献を担当していた。
チャールズ・オルモンド・イームズJr.は、12歳の時、父チャールズ・オルマンド・イームズ Sr(Charles Ormond Eames Sr./1849 - 1921)が72歳で他界した。母セリーヌ・エデーレ・イームズ(Celine Adele Eames/1879 - 1957)と姉エデーレ・ルシーナ・フランクス(Adele Lucina Franks/1903 - 1985)と共に二人の叔母の家に移り住む。その頃から写真を趣味にして、父親の遺した機材を使い写真撮影を始めた。14歳の頃、高校へ通いながら放課後や週末にレイクリード・スチール社で製図工見習いとして勤め、設計や製図を身につけたといわれている。
チャールズ・オルモンド・イームズJr.は、キャサリン・イームズ(Catherine Eames (Woermann/1906 - )と最初に結婚し、娘のルシア・デメトリオス(Lucia Demetrios (Atwood/1930 - 2014)が生まれている。
彼はセントルイスのワシントン大学(Washington University in St. Louis)で建築学の奨学金を受けて学んだが、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)を取り上げることを教授らに提案し、近代建築に過度に熱をあげ過ぎたため、退学となってしまった。
世界恐慌の折、仕事はほとんどなく、チャールズ・グレイ(Charles Gray)、その後にはウォルター・ポーリー(Walter Pauley)とパートナーを組み、1930年セント・ルイスで建築設計事務所(architectural practice in St. Louis)を開設。その間に設計した聖メリーズ教会(St. Mary's Church)が「アーキテクチュアル・フォーラム(Architectural Forum)」に取り上げられ、それを見たフィンランド人の建築家エリエル・サーリネン(Gottlieb Eliel Saarinen/1873 - 1950)が手紙を送ったことでエリエル・サーリネンとチャールズ・イームズの交流が始まり、大きな影響を与えられ、その後にその息子でエーロ・サーリネン(Eero Saarinen/1910 - 1961)とはパートナーとなり、親友となった。
1936年、エリエル・サーリネンの招待で、チャールズ・イームズは妻子と共にミシガンへ引っ越し、「クランブルック・アカデミー・オブ・アート(Cranbrook Academy of Art)」に奨学生として入学した。後年には同校でインダストリアルデザイン学科長として教壇に立っている。
今回は、ArtDailyで2017年08月21日と、ArtDailyは2016年08月21日に公開しされた、ドイツのライン・アム・バイル(Weil am Rhein, Germany)のビトラ・デザイン博物館(Vitra Design Museum)で2007年03月22日木曜日に開催された、米国デザイナーとしてのチャールズ・イームズと、彼の妻レイ・イームズによる「ロビー椅子」モデルは、「チャールズとレイイームズの家具-製品、プロセス、プロトタイプ」という展示会の間にディスプレイされていた写真を紹介した。
2018年08月21日に公開された作品の写真は、チャールズとレイ・イームズにより、1943年製作された非常に重要でユニークな彫刻。
8〜12層のクルミの木による積層木材。
高さ37.5インチ(95.3cm)、幅27インチ(68.6cm)、深さ13インチ(33cm)、合板ラミネートは、7/16インチ(11mm)から5/16インチ(8mm)まで可変である。
この写真は、2012年のChristie'sのオークションで、見積もりUS$400,000 - US$600,000であった。
1978-11-06---イタリアの彫刻家で、家具デザイナー、音楽家のハリー・ベルトイアが死去。
1915-03-10---イタリアの彫刻家で、家具デザイナー、音楽家のハリー・ベルトイアが生まれた。
1910-08-20---フィンランドの建築家エーロ・サーリネンが生まれた。