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フランスの自動車大手ルノー、生産コストの削減計画を発表。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年12月08日に、競争力強化に向けた生産体制見直しの一環として、フランスの自動車大手ルノー(Renault)は2023年12月07日に、生産コストの削減計画を発表した。

2027年までに1台当たりのコストをICE(Internal Combustion Engine/内燃エンジン)車は30%、EV(Electric Vehicle/電気自動車)は50%引き下げることを目指す。
併せて、トルコ工場で新モデル4種を組み立てる計画も明らかにしている。

生産コストの削減に伴い、開発期間も現在の3年から2年に短縮する方針。

生産・品質管理を担当するティエリ・シャルベ(Thierry Charvet)は、今回の計画により「さらに競争力のある生産基盤を構築するとともに、顧客の期待により迅速に答えることが可能となる。」としている。

トルコ北西部のブルサ(Bursa)工場では、2027年までに四つの新モデルを生産する。ロイター通信によると、ルノーは同工場に€4億を投資する計画だという。ブルサ工場は地場の複合企業(コングロマリット)オヤック(Oyak)・グループとの合弁拠点で、現在は小型車「クリオ5」や主力のセダン「メガーヌ4」を組み立てている。

なお、ルノーは来年に電気自動車(EV)・ソフトウエア子会社アンペア(Ampere)のIPO(Initial Public Offering/新規株式公開)を予定する。

同社の上場を巡っては、アライアンスを組む日産自動車と三菱自動車が2023年12月06日に、アンペアに予定通りそれぞれ最大6億ユーロ、2億ユーロを出資することを確認した。

つまり、上場で相乗りすることになる。

2023年12月06日---日産自動車と三菱自動車、ルノーEV事業への出資確約。

トルコ北西部のブルサ(Bursa)工場の緯度、経度。
40°15'17.9"N 28°57'07.9"E
または、
40.254983, 28.952203

https://europe.nna.jp/news/show/2600870
https://www.renaultgroup.com/en/our-company/leadership/leadership-team/thierry-charvet-2/


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