スイスの原子炉は平均して最も古い。そしてドイツとの国境近くにある。

2023年2月2日 10:51

世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のレネ・ボックシュ(René Bocksch)の報告として、マティアス・ブラント(Mathias Brandt)の報告と共に2023年01月31日に、スイスは平均して、世界で最も古い原子炉を運転している。アルプス地方にある4基の原子炉は、平均で約46.3年経過している。

平均築年数が40年を超えているのは、ベルギー(42.3年)とアメリカ(41.6年)の原発だけである。

しかし、ヨーロッパには46年以上稼働している原子炉もいくつかある。ドイツの残りの3基の原子炉は、「世界原子力産業現状報告(World Nuclear Industry Status Reports)」のデータを用いたStatistaのグラフィックが示すように、平均で約34年経過している。

2023年02月01日から、ベルギーの原子炉の平均年齢が少し上昇する。火曜日から水曜日にかけての夜、ティハンジュ原子力発電所の2号機(Reaktorblock 2 im Atomkraftwerk Tihange)が40年間の運転を終えて、ついに運転を停止することになった。

すでに2012年には、ティハンジュ2号機とドエル3号機の圧力容器に数千本のヘアライン・クラック(Tausende Haarrisse in den Druckbehältern der Reaktoren Tihange 2 und Doel 3 gefunden)が発見されている。後者は2022年9月にすでに停止しているが、今度は2基目の「故障炉」が続く。ティハンジュはリエージュ市(Stadt Lüttich)の南西約15kmに位置し、ドイツ国境まで最短距離の原子力発電所の一つである。

2025年までに、ベルギーではさらに3基の原子炉が停止される予定である。一方、残る2基の若い原子炉は、2035年まで寿命が延びる予定だ。その理由は、ウクライナ戦争に起因するエネルギー危機である。

ところがドイツは、ウクライナ戦争を終わらせるのではなく、戦車をウクライナにレオパード2戦車(Leopard 2 tanks)14輌」を贈ることを発表している。さらにドイツだけでなく、ポーランド、フィンランド、カナダなど12か国が「レオパルト2」をウクライナに供与する。イギリスは「チャレンジャー2」を14両、アメリカは「M1エイブラムス」を31両、合わせて約100輌の戦車をウクライナに供与することになるという情報もある。

ドイツ国民を殺しても、ウクライナを助けるべきか？考える時期が来ている。

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2023年01月17日---ドイツ政府、軍備刷新とウクライナ支援に軸足にした新国防相を指名。

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