見出し画像

中国の経済と、米国のFRB利下げ。中国のアナリストはどう読む

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」のアマンダ・リー(Amanda Lee)は、米連邦準備制度理事会(US Federal Reserve)は基準金利を引き下げると予想されており、中国に緩和の余地を与える可能性があると予測している。

中国のアナリストらによる勝負どき

FRB(US Federal Reserve/米連邦準備制度理事会)による利下げは、中国に金融政策を緩和する余地を与え、世界第2位の経済大国である中国への資本流出リスクを軽減する可能性がある。

また、中国による利下げは差し迫っていないかもしれないが、商業銀行が準備金として保有しなければならない現金の量であるRRR(Reserve Requirement Ratio/準備金必要額比率)の引き下げの方が望ましいかもしれないとアナリストらは付け加えた。

市場では、米国中央銀行(US central bank)が今週開かれる連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee convenes)で、基準借入金利を5.25~5.5%の範囲から少なくとも25ベーシスポイント引き下げると広く予想されている。

中国人民銀行(People’s Bank of China)は、米国との金利差や低金利が中国の銀行に与える影響が中央銀行にとって大きな懸念事項であるため、利下げを控えると広く見られている。

しかし、FRBの利下げが扉を開き、国内経済活動が弱含みのままであることから、利下げを含むさらなる緩和を求める声が高まっている。

https://www.scmp.com/economy/global-economy/article/3278731/fed-rate-cut-opening-door-china-likely-ease-economic-issues-grow-analysts

いいなと思ったら応援しよう!