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EU、フッ素系温室効果ガス削減に向けて、新法案で暫定合意。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年10月06日に、EU(European Union/欧州連合)のEC(European Council/欧州理事会)とEuropean Parliament(欧州議会)は2023年10月05日に、フッ素系温室効果ガス(Fluorine greenhouse gas/Fガス/F-Gas)の排出削減に向けた新法案で暫定的に合意したと報告した。

Fガスの中でも排出量の9割を占めるHFC(HydroFluoroCarbon/ハイドロフルオロカーボン)については、2050年までに段階的に使用を禁止する。

EUはすでに現行規制でHFCの使用を割り当て制とし、使用総量を制限している。

新法案ではこれを厳格化し、HFC使用総量を2015年比で2030年までに95%、2050年までに100%削減する。

また、2025年からはHFCの割り当てを有料とし、二酸化炭素(CO2)換算で1トン当た€り3の料金を課す。

加えて、家庭用の冷蔵庫やエアコン、熱ポンプなど、Fガスに代わる物質の使用が技術的、経済的に可能な製品については、段階的にFガスの使用を禁止する。

期限は製品によって異なり、例えばエアコンと熱ポンプでは、モノブロック型は2032年、スプリット型は2035年に完全に禁止される。

EC(European Commission/欧州委員会)は2022年04月にFガス削減に向けた法案を公表していた。

新法案は今後、EU理事会と欧州議会でそれぞれ正式な承認を得た上で、官報掲載を経て発効する見通しになっている。

https://europe.nna.jp/news/show/2575213
https://www.reuters.com/sustainability/climate-energy/eu-strikes-deal-reduce-super-potent-greenhouse-gases-2023-10-05/
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/ de/ip_23_4781
https://www.unep.org/ozonaction/who-we-are/about-montreal-protocol
https://climate.ec.europa.eu/eu-action/fluorinated-greenhouse-gases_en
https://climate.ec.europa.eu/eu-action/ozone-layer_en
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/chikyu_kankyo/yakusoku_soan/pdf/006_s01_00.pdf
https://unfccc.int/sites/default/files/resource/BR4_CZE.pdf
https://carbon-pulse.com/227262/
https://carbon-pulse.com/what-we-offer

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