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台湾のTSMC、ECの€50億の補助金承認により、ドイツ工場を着工。

ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の欧州合弁会社ESMC(European Semiconductor Manufacturing Company/ヨーロピアン・セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)は2024年08月20日に、ドイツ東部ドレスデン(Dresden)工場の着工式を執り行った。TSMCにとって初の欧州工場となり、半導体の安定供給確保を目指す欧州連合(EU)もこれを歓迎している。総工費€100億ロのうち半分の€50億はドイツ政府が拠出する方針で、EC(European Commission/欧州委員会)が2024年08月20日承認した。

着工式には、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相や欧州委のウルスラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)委員長も出席した。ショルツ氏首相は「半導体の確保は、ドイツのすべての産業にとって必要不可欠」と強調。EC(European Commission/欧州委員会)のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長も、ドレスデン工場の建設は「すべての当事者に利益をもたらす」との考えを示した。

ECはこれに先立ち、ドイツ政府による€50億の補助金を承認。

この計画は「欧州における半導体技術の供給と強靭(きょうじん)さ、デジタル主権を強化するもので、欧州半導体法の目的にかなう」との判断を示していた。ECは承認の条件として、中小企業への供給確保などをESMCに義務付けている。

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