今週の大統領選予測市場分析。
CoinDesk Japanは2024年06月月05日に、今週の大統領選予測市場分析としてCoinDeskのサム・レイノルド(Sam Reynolds)が2024年06月月03日に公開した情報を翻訳し、トランプが有罪でも大統領選勝利の確率に影響なかったと報告した。
トランプ前大統領は有罪評決を受けたが、ポリマーケット(Polymarket)のベッター(賭けをする人)はトランプが刑務所に入らずに、ホワイトハウスに戻ると確信していると報告した。
また、今年の利下げはない、とカルシ(Kalshi)のトレーダーはみている。
ドナルド・J・トランプ(Donald J. Trump)は、前職、現職を問わず、刑事裁判で有罪評決を受けた最初の米大統領経験者となった。しかし、この不名誉は、同氏がホワイトハウスを奪還する確率を揺るがすことはほとんどない、と予測市場は示している。
トランプ優勢に変化なし
暗号資産(仮想通貨)ベースの予測市場ポリマーケットでは、選挙契約のベット(賭け)総額がUS$1億5000万(約2234億円、1ドル156円換算)に迫っているが、トランプの有罪評決は価格をほとんど動かさず、「イエス」契約の価値をわずか1セント下げただけだった。
トランプが勝利する確率は前週比で2ポイントほど下がり、54%になった。しかし、陪審がトランプに重罪の有罪評決を下した5月31日には、1ポイントしか下がっていない。
つまり、このトランプの有罪は、政治的だと見破っているのかも知れない。
ポリマーケットにおけるトランプのバイデン大統領に対する16ポイントのリードは、世論調査の平均値よりもはるかに顕著で、世論調査という伝統的な指標でも、トランプはまだ現職を上回っているが、「270 to Win」が作成した集計によれば、その差は1ポイント未満だった。
PredictItは、よりメインストリームのベッティング(賭け)サイトで、取引はステーブルコインではなくドルで行われるが、有罪評決後、トランプ勝利の契約は1セント上昇した。ただし、PredictItでのトランプのバイデンに対する51 – 48のリードは、ポリマーケットでの差よりも小さい。ポリマーケットは、規制当局との和解により米国人ユーザーをブロックしているが、世界中にトレーダーがいる。一方のPredictItは、米国市民のみが利用できる。
トランプが刑務所に入るかどうかに関するポリマーケットの契約では、ベッターはトランプが刑務所に収監さえることないと確信しており、76%の確率で服役はない、18%の確率で1年未満、2%の確率で1年から2年の刑期を予想している。
ポリマーケットのベッターは、バイナンス(Binance)の元CEO、チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏の量刑をかなり正確に予測していたという。
判決前、ポリマーケットは彼の刑期は1年未満、より具体的には6カ月未満と自信を持って予測していた。司法省は3年を求めていたが、ジャオの弁護士は司法取引で18カ月を主張していた。
ジャオの弁護士より正しかった。
利下げはいつ?
利下げについては、カルシとポリマーケットのトレーダーの多くは利下げを予想しておらず、CME(Chicago Mercantile Exchange/シカゴ・マーカンタイル取引所)のFedWatchが秋までの利下げを予想し、冬までにもう1回利下げをある程度確実視しているのとは対照的だ。
米国で唯一、規制を受けてこれらの契約を扱うプラットフォームであるカルシでは、ベッターが利下げなしの確率を32%、利下げ1回の確率を29%としている。次に「利下げ2回」が24%となっている。
ポリマーケットでは、ベッターは利下げなしと利下げ2回に分かれており、それぞれの確率は30%となっている。
FRB(Federal Reserve Board/米国連邦準備制度理事会)が2024年に金利を引き下げるかどうかについては、エコノミストの間でも意見が分かれている。
エコノミストの予測より正しい?
もしかするとAI(Artificial Intelligence/人工知能)より正しいかも知れない。
とくに最近の話題のAIは、ゴミ情報を利用しているので、信用できない。
本物のAIなら、IBMのようにかなり精査された情報を利用するだろう。
このため、OpenAI、Google、Microsoftの主張するAIは、ほとんど信用していない。
あのようなAIで、企業が左右されるとは、かわいそうな倒産の餌食である
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人工知能と量子コンピュータ
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