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「名刀は語る展」に行ってきた
感染者数は減ったり増えたりだが、世の中の自粛ムードは緩みつつある。私も、その時流に乗って愛媛県美術館で開かれている「名刀は語る展」に行ってきた。
本展では、日本有数の刀剣コレクションを誇る佐野美術館の収蔵品から平安時代から江戸時代にかけての国宝・重要文化財に指定されている刀剣、刀装具、約100点を展示します。なかでも国宝「太刀 銘 一」は、実に36年ぶりに愛媛で展示されます。さらに「刀剣乱舞」のキャラクターにもなった、名槍「蜻蛉切」、重要文化財「松井江」といった珠玉の名品たちも展示されるほか、伊予今治城主藤堂高虎が所有した名刀「正宗」(重要文化財)といった愛媛ゆかりの刀剣が県内初公開されます。
館内はかなり暗く、30本以上ある日本刀にそれぞれスポットライトを当てる展示がされていた。
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私と同じく自粛明けの方々なのか、ほとんどの刀の前に人が立っているくらい混雑していた。「刀剣乱舞」の人気なのかと思うが、それにしては年齢層が高い(40~60代多し)。
日本刀の実物をじっくり見るのは初めてだが、意外に細身で大きく反った刀身で、戦いの道具と言うより工芸品に見えた。
ただ、刃の模様がわかりやすいように暗めにしていたのだと思うが、個人的にはもう少し明るい方が見やすかったと思う。
なお、「蜻蛉切」の展示には、声を当てた櫻井トオルの語りが流れていた。
そういう若いファン向けの展示もあったが、今どき必須だと思うインスタ向けの展示はなく、全て撮影禁止。
日本刀の美しさとか、刀匠や流派によって違う作風とか、説明されている由来とか、それぞれ面白かったが、けれん味がなく真面目な展示会だった。