SONYのG Masterレンズ、2周目突入
標準ズームレンズがリニューアル
ソニーのEマウントの標準ズームレンズ「FE 24-70mm F2.8 GM II」が発表された。
高品質のG Masterシリーズの大口径標準ズームレンズとしては、「FE 24-70mm F2.8 GM」が2016年4月に発売になっている。今回のレンズはそれの6年振りのリニューアルとなっている。
ソニーらしい改善
光学系や機械系も改善されているようだが、一番目立つのは、サイズが87.8×119.9mmで重さが695gとなっていて、長さで約16mm、重さで約200gの小型軽量化に成功していることだ。
現行のレンズは、私もα7IIユーザーだった頃に使っていた。解像度とか機械的な信頼性には文句なかったが、サイズが87.6×136mmで886gと大きくて重く、気軽に持ち運べないレンズだった。
ソニーのEマウントでは、70-200mmF2.8の大口径望遠ズームレンズも既に小型軽量化してリニューアルしている。
サイズや重さを減らしながら光学系や機械系を改良する方向性は、ソニーらしい。
富士フイルムにもお願いしたい
ちなみに、富士フイルムXマウントの大口径標準ズームレンズXF16-55mmF2.8はサイズが83.3mm×106mmで重さが655gとなっている。カバーするイメージセンサーのサイズが違うので単純な比較はできないが、ソニーのII型とほぼ同じサイズと重さになる。ただし、望遠側の焦点距離が富士フイルムのは82.5mm相当なので、単純な使い勝手では勝る。
Xマウントレンズも、10-24mmF4や23mmF1.4がリニューアルしており2周目に入っているが、大幅な小型軽量化の方向には行っていないようだ。
もともと小型軽量のAPS-Cサイズレンズなので、ソニーとは環境が違うが、レッドバッジの大口径レンズは、ソニーのような小型軽量化への改良をお願いしたい。