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3Dプリンタでシルバーアクセサリーの試作品作成
※本記事はファブラボ太宰府HPに投稿していた記事です。
make . news 2022.11.18
ファブラボ太宰府スタッフのMです。
今日はシルバーアクセサリーを作るために3Dプリンタで試作品を作ります。
データ作成
TINKERCADという無料ソフトでデーターを作ります。
あらかじめ四角や円柱などの素材が準備されているので、それを組み合わせていくだけの子供でも使いやすいソフトです。
銀粘土でいきなり作るよりもじっくり形を考える事ができます。
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出力
できあがったデーターを3Dプリンタで出力。
この時点で思っていたより大きかったので再度データーを作り直しました。
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型作り
今度は思った感じで出力できたので、これで型を作る事にしました。
型取りに使うのは「ブルーミックス」という型取りパテ。
青と白のパテを混ぜ合わせると硬化がはじまるので、固まらないうちに3Dプリンターで出力したものを埋め込んで固めます。
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うん・・・ちょっとできあがりがガタガタ。 作ったものが小さすぎて3Dプリンターで出力したもの自体がつるつるにはできていないのが原因です。 このまま型として使ってしまうと、固まった銀粘土をきれいに成型する手間が毎回かかってくるので、3Dプリンタで出力したものを磨いたあと再度型取りすることにしました。
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これで型を作り直しますが再度ブルーミックスで型作る写真と再度それに銀粘土詰める写真は撮り忘れました。
型から抜いて微調整
型に入れて固めた銀粘土を取り出し、スポンジやすりで少し磨いた所です。
たくさんのロボにちょっとテンション上がります。
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焼成
できあがったロボットたちを七宝焼き用の窯に入れて900度になるまで焼成するとシルバー100%になります。
磨き
焼きあがった直後は白いのですが磨くとピカピカのシルバーになりました。
型を作ったおかげで、たくさんのロボットたちができました。
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銀粘土は乾くのが早く、形を作るときに時間をかけられないので今回のように3Dプリンターであらかじめ試作する事で大きさの感じや手足のバランスなども確認できて作業がとても楽になりました。また、それを使って型を作る事で同じものをたくさん作る事もできました。